荘子 上 全訳注 (講談社学術文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 荘子 上 全訳注 (講談社学術文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062922371 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門 |
※サンプル画像
![荘子 上 全訳注 (講談社学術文庫) サンプル画像](http://ecx.images-amazon.com/images/I/512f3k%2BGuaL.jpg)
購入者の感想
前々から興味があった『荘子』がとんでもない分厚さで売られていたので購入しました。
著者は「『荘子』で価値があるのは内篇のみであり、外篇・雑篇はそれほど重要ではない」
という従来の説を批判し、内外雑の三篇を同じように丁寧に解説しています。
『荘子』の本は内篇とその他を分けて販売する傾向がありますが、
『荘子』の全部が知りたかった自分としてはとても有り難いです。
本の内容は読み下し、現代語訳、原文(白文)、注釈となっています。
内容はわかりやすいのですが、注釈がとにかく長い。
原文の一字一句に対して古今の中国・日本の学者の説を挙げ、
その正誤について細かく論じています。
この長い注釈がこの分厚い本のほとんどを占めていると思います。
(本文の解説も時々含んでいるため読み飛ばすと損)
頭が良く知識の豊富な人は楽しめると思いますが、自分にはかなりキツかったです。
この本は「『荘子』について徹底的に細かく知りたい」という
熱意を持ったマニアックな人にはお勧めできますが、
「とりあえず内容を一通り知りたい」という
ライトな人にはあまりお勧めできません。
ただ買って後悔するような作品ではないので、
ひとまず購入して気が向いたらじっくり読むというのが
一番良いと思います。
(帯にあった「一生楽しめます!」というのはそういうことでしょうか)
著者は「『荘子』で価値があるのは内篇のみであり、外篇・雑篇はそれほど重要ではない」
という従来の説を批判し、内外雑の三篇を同じように丁寧に解説しています。
『荘子』の本は内篇とその他を分けて販売する傾向がありますが、
『荘子』の全部が知りたかった自分としてはとても有り難いです。
本の内容は読み下し、現代語訳、原文(白文)、注釈となっています。
内容はわかりやすいのですが、注釈がとにかく長い。
原文の一字一句に対して古今の中国・日本の学者の説を挙げ、
その正誤について細かく論じています。
この長い注釈がこの分厚い本のほとんどを占めていると思います。
(本文の解説も時々含んでいるため読み飛ばすと損)
頭が良く知識の豊富な人は楽しめると思いますが、自分にはかなりキツかったです。
この本は「『荘子』について徹底的に細かく知りたい」という
熱意を持ったマニアックな人にはお勧めできますが、
「とりあえず内容を一通り知りたい」という
ライトな人にはあまりお勧めできません。
ただ買って後悔するような作品ではないので、
ひとまず購入して気が向いたらじっくり読むというのが
一番良いと思います。
(帯にあった「一生楽しめます!」というのはそういうことでしょうか)