WAVE(初回限定盤A) の感想

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CNBLUEはやっぱり、ハングルで歌ってほしい！　そう思っていた私。
今回のアルバムは日本語メインなんだ・・・・・・と正直ちょっとためらいもありましたが、
ちゃんと聞いてみると、いい！！　　これがイイ！！

全体的にノリノリの曲が多く楽しい。ギターのいななきととともに駆けのぼって行くような
縦ノリ全開の楽曲、左右に体を揺らしたくなるカワイイ歌詞の楽曲、カットギターが心地いい
楽曲、ロックの王道を行くようなスケール感のある楽曲などなど（でも、これをBGMにドライブ
すると必要以上に飛ばしそうになるから、要注意！　かな？）。

４人のハモリも心地よく力強く、男っぽさのなかにストイックさ、色気などが注入された、
いかにもCNBUEらしい端正なアルバムというのが素直な印象です。

もともとヨンファは才能豊かな、歌もとても上手い人であると思うのですが、今回のアルバムでは
日本語の歌もひと皮むけた感じがする。確実に日本語の歌詞がこちらに伝わってくる感じです。

今回はツインボーカルの相方、ジョンヒョンの声もたっぷり入っていて、ファンとしてはそれも
うれしいポイントのひとつ。

ふたりの声はどちらとも温もりのある、女ごころをくすぐる魅力的な声だけれど、ヨンファの声が
"人肌の温もりを持つ、艶消し加工された鍛えられたステンレス”だとしたら、ジョンヒョンの声は
"ガラスや和紙のキャンドルホルダー越しの陰影に富んだ柔らかな明かり”と言ったところかな。

また、ヨンファの声が"Sexy”と英語で表記したいのに対し、ジョンヒョンは日本語で"色香”と現したい
声。今回のアルバムはノリのいい楽曲とツインボーカルを武器とする、そんなCNBLEの王道の魅力
がたっぷりと堪能できるような気がします。