ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」: 千年の時を超えて明かされる真実 の感想

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藤原定家はなぜこの順番で百人一首を選んだのか？
詠み人の名前に官職名がついていたり、なかったりするのは何を意味するのか？
どの歌人も多くの歌を詠んでいるが藤原定家がこの歌を百人一首に選んだのはなぜか？
このような観点から百人一首に藤原定家がこめた願いを解き明かしていくという、一種謎解きにも似た解説本です。
渡辺昇一氏が「歴史は虹を見せるもの。個々の歴史的事実はただの水滴に過ぎないが、ある角度から眺めると虹が見える。」
という趣旨のことを書かれたりしていますが、この本はまさにそのことが実感されます。
虹を見せてくれた小名木 善行氏に感謝します。