毒と薬の世界史―ソクラテス、錬金術、ドーピング (中公新書) の感想
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参照データ
タイトル | 毒と薬の世界史―ソクラテス、錬金術、ドーピング (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 船山 信次 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121019745 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
本の中でやけに詳しく書いている箇所もあれば、ほとんど内容がなく、もはや書かなくてもいいのでは?字数稼ぎか何かか?と思う場所もあった。内容が重複するところもある。最もひどいのはダヴィンチについての項で、失われた文献に薬や毒のことが書かれていた可能性を指摘するというしまつで、モヤっとボールを投げずにはいられなかった。
中古本で買ったので、途中から飛ばし読みしました。
中古本で買ったので、途中から飛ばし読みしました。
「現代に生きる私たちにとって、きわめて多種類かつ大量に存在する毒と薬といかにうまく
つき合っていくかは大きな課題の一つといってよい。そこで、本書では、毒と薬のことを
もっと身近なものとして知るために、さまざまな毒や薬がどのようにして人類の歴史に登場し、
人類と歩みをともにするようになったかを概観してゆきたい」。
古代メソポタミア、エジプト文明から現代に至るまで、古今東西豊富な資料を渉猟しつつ、
毒と薬、あるいは時にクスリを論じ、そしてまた当然にその関連領域たる化学や医学にも
言及した一冊。豊富なエピソード、トリビアを盛り込んでいるために、個々の記述は簡潔では
あるが、かといって情報量に著しい不足があるとも思わない。極めて高密度。
「薬を薬として、毒を毒としてだけ見ていては見えないものが、毒を薬の側から、また、薬を
毒の側から見ると、それまでに見えていなかったことがよく見えてくる」との筆者の意図は
かなりの部分で果たされたのではなかろうか。
化学式や光学異性体などと聞かされただけで嫌悪を催すようでは辛いテキストだろうとは
思うが、他のレヴューが言うように、薬学を弁えぬ人間が読んで理解不能というほどに高い
ハードルが横たわるとは思えない。
毒にも薬になりうる、非常に有益で完成度の高い一冊。
つき合っていくかは大きな課題の一つといってよい。そこで、本書では、毒と薬のことを
もっと身近なものとして知るために、さまざまな毒や薬がどのようにして人類の歴史に登場し、
人類と歩みをともにするようになったかを概観してゆきたい」。
古代メソポタミア、エジプト文明から現代に至るまで、古今東西豊富な資料を渉猟しつつ、
毒と薬、あるいは時にクスリを論じ、そしてまた当然にその関連領域たる化学や医学にも
言及した一冊。豊富なエピソード、トリビアを盛り込んでいるために、個々の記述は簡潔では
あるが、かといって情報量に著しい不足があるとも思わない。極めて高密度。
「薬を薬として、毒を毒としてだけ見ていては見えないものが、毒を薬の側から、また、薬を
毒の側から見ると、それまでに見えていなかったことがよく見えてくる」との筆者の意図は
かなりの部分で果たされたのではなかろうか。
化学式や光学異性体などと聞かされただけで嫌悪を催すようでは辛いテキストだろうとは
思うが、他のレヴューが言うように、薬学を弁えぬ人間が読んで理解不能というほどに高い
ハードルが横たわるとは思えない。
毒にも薬になりうる、非常に有益で完成度の高い一冊。
大変読みやすく、毒と薬、医学の進歩について幅広く多面的に理解できました。
最近の出来事も含めて、過去から現代までの毒と薬と逸話が簡潔に書かれています。
著者の驚異の博識のなせる業なのでしょう、飽きさせません。0
最近の出来事も含めて、過去から現代までの毒と薬と逸話が簡潔に書かれています。
著者の驚異の博識のなせる業なのでしょう、飽きさせません。0