戦争依存症国家アメリカと日本 の感想

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タイトル戦争依存症国家アメリカと日本
発売日販売日未定
製作者吉田 健正
販売元高文研
JANコード9784874984529
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

本書は、米軍のグローバルな「再編成」の意味と、日本、特に沖縄駐留の米軍がどのような意味を持っているかを分かり易く説明している。対米従属で凝り固まった外務省・防衛省をはじめとする官僚や政府が決して言わず、マスコミが全く報道しない、多くの事実が説明される。世界全体の軍事費のうち、40%以上を占め、米国を正面から攻撃しそうな国などあるとは思えないのに、オバマ政権になってからも軍事費増強を進める米国は、まさに戦争依存症国家である。

海外駐留の米国海兵隊39,431人(2009年6月末)のうち14,378人が日本に駐留し、そのうち実に12,402人が沖縄に駐留している(海外駐留総数の31%、日本駐留総数の86%!)。世界には紛争が起きている地域が至るところにあるのに、なぜ沖縄にこれだけの海兵隊が必要なのか? 安全保障上の理由でなく、日本の「おもいやり予算」と、対米従属で米国にとって赤子のように扱い易い歴代政府・官僚の存在が、沖縄に海兵隊が居座る理由であることは明白であろう。ちなみに、第2位のドイツに駐留する海兵隊は318人(0.8%!)に過ぎない(洋上展開分を除く)。沖縄駐在の海兵隊は、「抑止力」のためなどというのは、この真実を覆い隠すための外務省・防衛省官僚が作ったフィクションである。

本書の中では、米国内でも海外駐留軍削減の声が増えていること、グアムに沖縄駐留海兵隊のほとんどが移転する計画が進行中であり、辺野古に新たな基地を作る必要はないことが、多くの資料を引用して、明らかにされる。本書にある多くの事実を虚心坦懐に分析すれば、沖縄の基地問題を解決するには何が必要であるかがよく理解できる。

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高文研から発売された吉田 健正の戦争依存症国家アメリカと日本(JAN:9784874984529)の感想と評価
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