会社四季報 業界地図 2013年版 の感想

204 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル会社四季報 業界地図 2013年版
発売日販売日未定
販売元東洋経済新報社
JANコード9784492973219
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » ビジネス実用

※サンプル画像





購入者の感想

148の業界に分けて、それぞれの業界内の勢力模様を図で表している本である。多色刷りで、会社間の提携や出資関係が矢印で示されており、とてもわかりやすい。国際競争が激しい分野においては海外の主要企業の情報も合わせて掲載されており、それらの企業と国内各社との関係も示されている。

巻頭の注目業界では、スマートフォンやデジタル家電関連が目を引く。スマートフォン分野で訴訟合戦を続けているアップルとサムスングループは、それぞれ見開きで紹介されている。各社の特許紛争関係図もある。デジタル家電分野では、販売台数が頭打ちになっているTV分野と急成長するスマートフォン分野の比較グラフが載っている。

各産業分野における「四季報記者のチェックポイント」もなかなか良い。例えば、医薬品の貿易赤字がこんなにも急増しているのは知らなかったし、パンの支出額がコメを上回ったことも示されている。コンビニ業界は「飽和論」をはね返し、売り上げはさらに伸びている。海運業では、コンテナ船で世界の下位に沈む邦船も不定期船分野では強いことがわかる。

「もうけの仕組み」では流通や原価の構造を紐解きながら解説。外食各社のコスト構造といった定番だけでなく、東京ディズニーリゾートでゲスト1人が1回の来場で使うお金の平均額が年々増え続けて遂に1万円を超えたとか、大学経営では国立大学の収入に占める附属病院収入が30%を超えていて交付金(38%)に次ぐ柱になっていることや、ECサイトは数多く存在する個人のブログや口コミが重要な集客手段になっていることなどが説明されている。

あくまでも概観をつかむためのもので、個別の情報は四季報や各社のIR情報を読む必要がある。ただ、業界全体の動向をつかむ用途としてはとても良い。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

会社四季報 業界地図 2013年版 を買う

アマゾンで購入する
東洋経済新報社から発売された会社四季報 業界地図 2013年版(JAN:9784492973219)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.