ハーバード白熱教室 世界の人たちと正義の話をしよう+東北大特別授業 の感想

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参照データ

タイトルハーバード白熱教室 世界の人たちと正義の話をしよう+東北大特別授業
発売日販売日未定
製作者マイケル・サンデル
販売元早川書房
JANコード9784152094292
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般

購入者の感想

今まで噂程度には聞いていたが、関連の本・VTRを見たことが無い私にとって
初のサンデル本。

「白熱教室」というタイトルがなにげに上手い。サンデル本人は「講義」と言ってるが
講義でも授業でもなく、言うならば小学校の学級会といった感じ(揶揄ではない)。
サンデル氏が先生兼学級委員長。
サンデル先生は何かしら答えを知ってるもののあまり口を出さず、
極力生徒に自主的に議論するようにしむける。
サンデル先生は学級委員長も兼ねてるので進行とまとめもすると。
サンデルさんはとにかく議論することが大事という方針らしく、
似たような命題をいろいろ例を変えて出し議論を深めようとする。ただ明確な解答は出さない。
出た意見をまとめて「良い議論でした」とねぎらって終わる。

初サンデルの私は初めて「市場社会=お金で何でも変える社会」という言葉を聞いたが
なるほど難しい問題であると。各国の学生達が市場の社会への影響について議論するが
読み手もそれを読みつつ「自分ならどう考えるか?」という意識が芽生えさせることが
この本を読む目的なのかもしれない。

各国の学生がサンデル先生の下で議論を展開するが、各国のお国事情も分かって面白い。
注釈で詳しく解説もあるので事情を知らない人でも理解しやすい。
また議論する生徒・人が実にちゃんとした考え・意見を持っていて驚かされる。
頭の回転も早く、言葉も適切。よくこんな人達が集まった、そしてサンデルさんも
よくそんな人達を選んで意見を言わせることができたなぁと。
(良い部分だけ抜粋してるのかな)
議論することの意欲も凄く、さきほどサンデルさんの講義を「小学校の学級会」と例えたが
自分の意見を言いたくて、サンデル先生に聞いてほしくてたまらない感じが伝わってくる。
それが妙に可愛く感じるのは気のせいだろうか。
(まるで先生の「この問題、分かるひと」という声にハイハイと我先にと手を挙げる生徒みたい)
それだけ議論する人間が純粋ということか。

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