吹き零れる程のI、哀、愛(初回限定盤) の感想

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人は生きているだけで美しい、わけではありません。
世の中には、「人としてちょっとどうなの？」と思う人がいることも事実です。
だけど、どんな人間だろうと、人が人を愛している姿は美しい。
そう思います。

会社の嫌いなあの人も、いつも来る変な客も、
誰かを愛していて、その愛する人に向けるまなざしは
きっと優しくて、美しい。

クリープハイプのうたは、曲ごとに登場人物が異なります。
アイドルオタクの青年、愛するが故に傷つける青年、傷つけられる女性。
どの主人公も不器用に人を愛していて、その姿がとても美しくて、
少しだけ哀しい。だけど、それでいい。
いや、それでいいのかはわからないけれど、
大切なことは「人を愛すること」、そして「その姿は美しい」ということ。

僕はこのCDを聴いて、そんな気持ちになりました。