北御門二郎 魂の自由を求めて: トルストイに魅せられた良心的兵役拒否者 (ジュニア・ノンフィクション) の感想
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参照データ
タイトル | 北御門二郎 魂の自由を求めて: トルストイに魅せられた良心的兵役拒否者 (ジュニア・ノンフィクション) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ぶな 葉一 |
販売元 | 銀の鈴社 |
JANコード | 9784877865467 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
あっという間に、民主主義も平和憲法もかなぐり捨てて、戦前の戦争をする国へ・・との回帰を図ろうと猛進する今の権力。そして、弾圧をされて自由を奪われる前に、自主規制して、自ら口を閉ざし、戦争をする国に迎合しようという国民ばかりが目立つ今、北御門二郎の生き方は胸を打つ。戦争をする、殺人をする・・というのは神の意志に反すること・・という宗教者としての原点にうらづけられた反戦の強さを痛感させられた。命を賭しても、人は殺さない、戦争にはいかない・・今の人間は北御門の若い時代以上に、もっとそのような宗教性も、倫理も哲学も不在なのではないだろうか。それだからこそ、平気でまたぞろ、あの悲惨な戦争への道を歩もうとする。このような時代だからこそ、今の若い世代の、重大の人間に、ぜひこの本を進めたいと思う。この本を読みながら、しっかり自分の人生と向き合ってほしいと思う。