株で富を築くバフェットの法則[最新版]---不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法 の感想

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タイトル株で富を築くバフェットの法則[最新版]---不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法
発売日販売日未定
製作者ロバート・G・ハグストローム
販売元ダイヤモンド社
JANコード9784478026847
カテゴリ » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 株式投資・投資信託

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購入者の感想

投資の神様と呼ばれているバフェットの投資に対する手法・考え方に書かれております。
株式投資を始める前、初心者、中級者とそれぞれ読むステージにおいて、それぞれのステージまでに得られたうまくいったことや失敗したなどの経験や知見ベースにこの本を再度読むと新たな気づきが得られます。書かれている内容は重要なことばかりなので、忘れた頃にまた読みたい本です。それだけ、味わいのある読み物です。
バックグラウンドのしっかりした投資思考・姿勢をこの本を通して身につけることができると思います。

市場の価格や経済動向に惑わされることなく、企業の本質的な価値を向上させるために何を行うべきなのかに多くの示唆が散りばめられている。株の心得以上にビジネス書として優れている。

 本書は短期投資ではなく長期投資の手法を紹介した本です。
 この本の中でバフェットは長期投資において次の2つの手法を組み合わせた投資家として紹介されています。

・バリュー株投資 − ベンジャミン・グレアムなどが提唱した。企業の株価がその本質的価値より十分に割安な時に投資する。
・グロース株投資 − フィリップ・フィッシャーなどが提唱した。業界平均を上回るスピードで売上げと利益を長期間にわたって成長させる企業に投資する。

 これらの2つの手法の内、フィリップ・フィッシャーなどの提唱するグロース株投資は企業内容の深い理解と、場合によっては業界関係者に話を詳しく聞く必要があります。個人投資家がグロース株投資に挑戦するのはやや敷居が高いのではないかと思います。長期投資を行う個人投資家はやはりバリュー株投資が基本ボジションになると思います。
 本書では9つのケーススタディを通してバフェットの投資哲学および投資手法が紹介されています。
 本書の中で私は次の2点が印象に残りました。

・フォーカス(集中)投資の有効性
 「卵は一つのカゴに盛るな」という投資格言があります。これは分散投資をすることにより、リスクを低減することの重要性を示したものです。しかし本書では高いリターンを得るために少数の企業にフォーカス投資することの必要性を説いています。「分散投資するのはどの企業に投資すれば分からない時のみ有効だ。」とも記述しています。

・投資心理学からのアプローチ
 個人投資家は株価が下落する恐怖に耐えきれず損を承知で売ってしまう、あるいは他の投資家がやっているからその真似をするという行動に走りがちです。しかしこのような時でも自分の信念を持ち、他人の動向に左右されず忍耐強く行動することが大切であると記述しています。

 長期投資を行う個人投資家には教科書となると思います。

何度も改訂、新版となって生まれ変わっている、
ウォーレン・バフェットの名著です。
今回、全面改訂された最新版として、発売となっております。

最大の見どころは「第3章 12の原則で事業を買う」です。
以下、その12の原則の概要です。

【1】事業について
・事業は簡単に理解しやすいものか?
・安定的、継続的に、事業実績を残しているか?
・長期的な明るい展望が存在するか?

【2】経営について
・経営は合理的に行われているか?
・株主に対して率直な経営者であるか?
・組織に根ざす弊害に、負けていない経営者か?

【3】財務について
・自己資本利益率はどうなっているか?
・オーナー収益はどうなっているか?
・売上高利益率はどうなっているか?
・留保資産が1ドル上がれば、企業の市場価格も1ドル以上、上がっているか?

【4】価値について
・企業価値はどのぐらいか?
・上記の企業価値より、割安価格で買うことができるか?

12の原則の詳細を読むと、ついつい自分が忘れてしまい、
原則から逸脱していたことに、気付かされました。

熟読し、原則を知り、きちんと守る。
そういうことを、改めて思いさせれる一冊です。

家に一冊は、ウォーレン・バフェットの本を持っていて、
損はないと思います。
株式投資、特に長期投資にご興味のある方には、絶対オススメです。

バフェットの投資原理をよくまとめていると思う。
しかし、「スノーボール」を読んでからバフェットの投資術が世間で
言われているほど単純なものではない気がした。
有名なコカコーラへの投資についても万事うまくいっているような原理に
まとめているが、「スノーボール」を読むと平坦な道のりではなかったように
思える。常人ではそう簡単に持ち続ける精神力はないと思う。「スノーボール」
でもバフェット自信の苦悩も書かれている。
要するにバフェットの手法といっても万人に受け入れられる簡単なものではないということだ。

自分が理解できる事業を行っている企業の中から、長期的な将来性があり、誠実で高い能力を持つ経営者がいて、株価が魅力的な企業を探すのが出発点になる(72頁)

初版(邦訳は1995年刊)から第2版(邦訳では「新版」2005年刊)では、初版に新しい記述を加筆したのが基本形になっていましたが、第3版である本書(邦訳「最新版」)では記述がまったく新しくなっています。
冒頭の推薦の弁は、バフェットが推薦し株主総会で配布した「投資で一番大切な20の教え」(邦訳本は日本経済新聞社)の著者ハワード・マークスがバフェットの成功の理由を記述する形で書いています。ほんの数ページですが、この部分だけでも含蓄のある記述で読む価値ありだと思います。
巻末の解説は、伝説のファンド・マネジャーであるピーター・リンチが書いていますが、これは初版、第2版(新版)と同じです。

バフェットが投資した上場企業について、有名な銘柄9銘柄において、個別銘柄投資におけるバフェットの投資原則に当てはめた解説をしており読みやすいのですが、初版、第2版ではコカ・コーラについて2段階DCFで株式の価値(現在価値)を計算する「表」があり、定量面での説明がDCF法を知っている者には説得力が高いもので、それが本書の良さ(特にメアリー・バフェットの著作にものとの比較においての良さ)でした。
しかし、本書ではコカ・コーラの2段階DCF法が文書のみでの説明になっており、DCF法を知るものには物足りなく、かつDCF法を知らない方には判り難くなっております。

DCF法について物足りない記述になってしまいましたが、初版はバフェットものの書籍として定量面での分析を含む、バフェットの投資原則を明確に記した最初期の書籍であり、米国でミリオンを超えるベストセラーとなった理由もそこにあると思われます。

定量面の解説に変化が生じたものの、

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