埼玉・和光市の高齢者が介護保険を“卒業"できる理由: こうすれば実現する! 理想の地域包括ケア の感想
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参照データ
タイトル | 埼玉・和光市の高齢者が介護保険を“卒業"できる理由: こうすれば実現する! 理想の地域包括ケア |
発売日 | 2015-01-30 |
製作者 | 宮下 公美子 |
販売元 | メディカ出版 |
JANコード | 9784840453219 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 福祉 » 社会福祉 |
購入者の感想
介護保険運用の先進地域の取り組みが詳しくわかりました。取り組み自体は賛否あるようですが、とても参考になりました。
和光市というと、ケア会議が有名だが、それだけではなかったんだ、という印象。
高齢者対象のニーズ調査で地域の高齢者の身体や認知機能の状態を把握してそれを分析し、その分析を基にサービス基盤の計画を立てて整備を進める。このやり方は、要介護の高齢者のアセスメント→ケアプラン→サービス提供と同じ。考えてみれば地域包括ケアシステムを作っていく上で、やって当然のことだが、その当然のことが、果たして他の自治体はどれぐらいできているのか、と思ってしまった。
また、そうして整備したサービスによって、要支援の高齢者をどんどん元気にして非該当まで持っていっているのもすごいが、非該当になった高齢者がその状態を維持できるさまざまな受け皿を用意しているところも周到だと感じた。元気になって介護サービスを使わなくなっても、維持できなければまた逆戻ししてしまう。そうさせないよう、その先までしっかり考えられている。
2部構成になっていて、第2部では実際にサービスを運営している事業者目線からの声を紹介しているため、和光市の取り組みが重層的にわかる本だった。
それにしても、和光市はよく考えられた仕組みづくりができている自治体だと思った。うちの自治体は一体どれぐらい考えて取り組んでいるのだか…。他の自治体も見習ってほしいものだ。
高齢者対象のニーズ調査で地域の高齢者の身体や認知機能の状態を把握してそれを分析し、その分析を基にサービス基盤の計画を立てて整備を進める。このやり方は、要介護の高齢者のアセスメント→ケアプラン→サービス提供と同じ。考えてみれば地域包括ケアシステムを作っていく上で、やって当然のことだが、その当然のことが、果たして他の自治体はどれぐらいできているのか、と思ってしまった。
また、そうして整備したサービスによって、要支援の高齢者をどんどん元気にして非該当まで持っていっているのもすごいが、非該当になった高齢者がその状態を維持できるさまざまな受け皿を用意しているところも周到だと感じた。元気になって介護サービスを使わなくなっても、維持できなければまた逆戻ししてしまう。そうさせないよう、その先までしっかり考えられている。
2部構成になっていて、第2部では実際にサービスを運営している事業者目線からの声を紹介しているため、和光市の取り組みが重層的にわかる本だった。
それにしても、和光市はよく考えられた仕組みづくりができている自治体だと思った。うちの自治体は一体どれぐらい考えて取り組んでいるのだか…。他の自治体も見習ってほしいものだ。