桂米朝 上方落語大全集 第四期 の感想
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参照データ
タイトル | 桂米朝 上方落語大全集 第四期 |
発売日 | 2006-07-26 |
アーティスト | 桂米朝 |
販売元 | EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) |
JANコード | 4988006206090 |
Disc 1 : | らくだ 持参金 |
Disc 2 : | 崇徳院 看板の一 狸の化寺 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » 日本の伝統音楽・芸能 » 落語・漫才 |
購入者の感想
この第4集で私好みは「持参金」「看板の一(ピン)」「高津の富」「坊主茶屋」「池田の猪買い」。花嫁よりも「持参金」が大事な男、「看板の一」を真似て大失敗する男、大法螺からなけなしの金で「高津の富」を買う男、女郎を「坊主」にして逃げてしまう男、「池田」に行くまでが大変な男。共通点を挙げればいずれも主人公が能天気なところでしょうか。
米朝さんは能天気な主人公を巧みに演じ分け大いに笑わせながら、大事なところはきちんと古格を守っているのだと思います。
さらにこの第4集は「らくだ」「質屋蔵」「菊江佛壇」といった大ネタが収録されています。「らくだ」「質屋蔵」は江戸落語の印象が強いのですが、上方ネタだったのですね。これに対し「菊江佛壇」は江戸に移すとちょっと雰囲気が壊れそうです。上方でも、もう演れる人はいないかもしれません。
「菊江佛壇」は山崎豊子の小説「ぼんち」の世界だ。そんなことを思いつつ、この第4集を繰り返し聴いている私です。
米朝さんは能天気な主人公を巧みに演じ分け大いに笑わせながら、大事なところはきちんと古格を守っているのだと思います。
さらにこの第4集は「らくだ」「質屋蔵」「菊江佛壇」といった大ネタが収録されています。「らくだ」「質屋蔵」は江戸落語の印象が強いのですが、上方ネタだったのですね。これに対し「菊江佛壇」は江戸に移すとちょっと雰囲気が壊れそうです。上方でも、もう演れる人はいないかもしれません。
「菊江佛壇」は山崎豊子の小説「ぼんち」の世界だ。そんなことを思いつつ、この第4集を繰り返し聴いている私です。