アルスラーン戦記(3) (講談社コミックス) の感想

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参照データ

タイトルアルスラーン戦記(3) (講談社コミックス)
発売日2015-02-09
製作者荒川 弘
販売元講談社
JANコード9784063953077
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

敢えて突っ込むなら、ダリューンやナルサス達はお互いを「お前」ではなく「おぬし」と呼ぶ、ファランギースを呼び捨てにはしないというくらいでしょうか。
原作と違って、エトワールことエステルとアルスラーンの接点が増えてます。これと、アルスラーンがファランギースに弔いの詞を依頼したことが、後々の「汗血行路」への伏線になるのかと思います。
この3巻で、原作「王都炎上」をほぼ漫画化したと思います。次巻が9月刊行予定とのことで、荒川先生がご家庭の事情を抱える中、減ページでも連載を続けてくれることを嬉しく思いました。

4月5日からTBS系でアニメ化とのことですが、漫画のストックは完全に足りませんね…荒川先生にキャラデザをお願いして、「王子二人」以降は原作に沿いつつ展開するのでしょうか。1クールだと第一部完結までは無理じゃないかな。二期前提で作ってるのかもしれませんが、とりあえず漫画・アニメで盛り上げてくれているうちに、田中先生、あと2冊書き上げて下さい!

カーラーンとの闘いや、銀仮面の正体など、今巻も見どころ満載です。
でも私が一番心に残ったのは、第1話に出てきたルシタニアの少年兵エトワールとの再会シーンです。

二人を隔てる小川。去り際に投げて寄越された本。
フチまでぼろぼろなのはきっと、エトワールが子どもの頃から大切に持ち続けていたから。

ナルサスは言う。
蛮人は、他人にも大切なものがあるということを理解しないのです。
狂信者ボダンによる焚書を目の当たりにした、ナルサスの静かな怒り。
その言葉をアルスラーンは、侵略者の教典、エトワールの大切な本を懐にして聞く。

架空の国の架空の物語ですが、モデルとなった国々を思い、また身近な物事を思うにつけ、とても印象に残るエピソードでした。

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