Richard Matheson Uncollected: Backteria and Other Improbable Tales の感想

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リチャード・マシスンのファンならマスト･アイテムの一冊です。全てが未発表作です。

収録内容は・・・・

An introduction to "The Enemy Within" by George Clayton Johnson (who signs only the Lettered edition) 『宇宙大作戦』の名エピソード「二人のカーク」の原作所収。

Matheson’s unfinished novel Colony Seven, including his outline for the completed novel

A selection of uncollected short stories:
He Wanted To Life
Life Size
Man With A Club
Professor Fritz and the Runaway Train
Purge Among Peanuts
The Prisoner
The Last Blah in the Etc.
Counterfeit Bills
1984 1/2
Pride

この中で特筆すべきは『Colony Seven』。未発表のＳＦ中篇。物語の舞台は２３７９年。とは言っても人類の生活自体はさほど今とは変わってない。デヴィッドと妻のジョーは、大勢の人々と共にコロニー・セブンという宇宙船に乗って宇宙へ旅立った。ジョーの両親は猛反対だった。もう二度と地球に帰らない旅だったからだ。果たして宇宙の深遠で彼らを待ち受けているのは・・・・

他にもユーモアたっぷりの『Professor Fritz and the Runaway Train』や、マシスンお得意のパラノイアに陥った男の話『He Wanted To Life』、不条理劇として佳作な『The Prisoner』などなど、多岐に渡ったジャンルが楽しめる短編集です。