学問/政治/憲法――連環と緊張 の感想
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参照データ
タイトル | 学問/政治/憲法――連環と緊張 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000259927 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 法律 » 法学 |
購入者の感想
本論集の白眉はやはり石川健治氏の「窮極の旅」。氏の師(樋口陽一氏)の師、すなわち「学問上の祖父」(vii頁)である清宮四郎の学問的来歴を辿った論文としては3本目にあたるもののようである。(一本目は『岩波講座「帝国」日本の学知 第1巻「帝国」編成の系譜』(岩波書店、2006年)に、二本目は『帝国日本と植民地大学』(ゆまに書房、2014年)に所収されているものと理解。)当該論文に触発されて、清宮の「違法の後法」論文を読みたくなり、『国家作用の理論』を注文してしまった評者でした。いやはや、勉強とはやはり愉しいものである。