The History Boys の感想

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英国の学園生活ものの戯曲。但し、所謂パブリックスクールではなく、公立高で、歴史の特別進学クラスを舞台にしている。進学先はオックスブリッジという難関。特別に極めて有能な名物教師が指定されるが、ゲイでいろいろと問題を巻き起こす。教育の本質とは何かを考えさせられた。歴史とは何だろう。学ぶとは、成長するとは、はたまた教師の愛（同性愛的だが）とは。いろいろなテーマが、６０年代の英国北部の学校と田舎町を舞台に展開する。映画と舞台では若干展開が異なることに注意。トニー賞受賞の舞台なのに、日本では見られない寂しさ。せりふは比較的分かりやすい。

教師にとって、生徒とはどういうものか、そして生徒を愛することは、どういうことなのか、考えさせられた。愛がないと、教えることは不可能なのだろうか。教えるということは愛情なのだろうか。でも、どうして親は子供には満足に教えられないのだろう。教育者の愛と苦しみ、成長する子供たちを祝福しながらも、見送る悲しみ。