アスキークラウド 2014年 04月号 [雑誌] の感想

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タイトルアスキークラウド 2014年 04月号 [雑誌]
発売日2014-02-24
販売元KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
JANコード4910014910447
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » ビジネス・経済・経営・投資 » ビジネス一般・経済

購入者の感想

今月号の特集は「ビッグデータのウソ、ホント」でした。
この特集ではビッグデータの定義を検討し、「ビッグデータの正体とは、ありとあらゆる情報を蓄積し、瞬時に検索し、予測モデルを構築し、高い確度で未来を予測できるデータのこと」と定義しています。
さらに、ビッグデータの価値を再検証しています。
「ビッグデータの活用の成功事例は損失の縮小がほとんど」とも解説しています。
「ビッグデータはあくまで目標達成の手段の一つ」と結論付けていました。
ビッグデータの収集に必要なセンサーは日本が世界をリードする産業の一つで、世界のセンサーデバイス市場の約3割を日本メーカーが占めているそうです。
この特集で紹介された事例では、「ツイッターのつぶやきをリアルタイムで分析し、運行障害が発生した路線や駅を割り出して、加盟しているタクシー運転手に情報を配信する」ビジネスを展開しているヘイローが印象的でした。
「結局、製品は人のアイデアで生み出されるので、ビッグデータでは肩代わりできない」事も解説しています。
グーグル・ナウのような予知型アプリについて解説しており、このようなアプリの問題点も解説していました。
グーグル・ナウを取り上げるなら、ドコモのiコンシェルも取り上げて欲しかったです。iコンシェルもユーザーの動向を予想して情報を提供するサービスなので、比較の対象になると思います。
また、特集の項目「ビッグデータで日本の法制度が世界最先端を行く」は、2015年の通常国会で改正予定の個人情報保護法の話でした。
この改正に向けてワーキング・グループ(WG)が設置され、WGは個人の「特定」と「識別」を分け、ビッグデータの取り扱いについて検討を進めているそうです。
法律面では、データを買った側に対して罰則を設け、不用意な個人の特定と識別を防ぐそうです。
うまくいけばデータ保護の分野で日本は世界の先頭を走れるとのことです。

リポートの「ECに支配される小売り業」は、 米国の老舗百貨店メーシーズの例を挙げて、実店舗とネットショップを同時に運営する「オムニチャネル」小売店について解説しています。

表紙を見てもわかるように、今号は去年から活性化してきているバズワード、ビッグデータに関する特集です。今号を読めばビッグデータとは何かや、時を同じくしてあらわれたワード、データサイエンティストとは何か、センサとビッグデータの関係、ビッグデータを語る際に必ず出てくる個人情報の問題など一通りさらっと理解することが出来ると思います。

ただ、少し前からウォッチしていた方にとってはあまり目新しい内容がなく、もう少し踏み込んだ記事の内容であれば嬉しかったと思います。(雑誌という媒体の特性上仕方ない部分もあるでしょうが。)

来月号の予告は「インターネットの終わり」という少し刺激的な見出し。今から楽しみです。0

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