キネマ旬報 2015年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号 No.1682 の感想

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参照データ

タイトルキネマ旬報 2015年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号 No.1682
発売日2015-02-05
販売元キネマ旬報社
JANコード4910207230253
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 映画 » 総合

購入者の感想

これで本当に最後ね。以下の部分が職業倫理上、ゆるせんから。
本誌223ページ、小林信彦氏による品田雄吉さんの追悼文。
「ヒッチコックは面白い老人で、さいきん映画にされたのとはかなりちがう。『サイコ』のあとで、ティッピ・ヘドレンを追いかけたのだけが本当だろう」
最初これ読んで5分ぐらいは、何が書かれているかサッパリわからなかった。小林氏も老齢で(現在82歳、とこの文章で明かしている)ついに来てしまったのか?(失礼)、と思ったほどだ。
 よく読めばわかるが、この文章、ご本人が書いていないだろう。編集者による聞き起こしだ。ならば、意味不明の部分は編集者が補って文章を入れていかなくてはいけない。話し言葉と書き言葉とでは性格が違うからだ。
 5分ぐらい格闘してようやく何を言っているのかがわかったので、小子だったら、こう書き換えるという一例を以下に示す。
「ヒチコックは面白い老人で、最近、映画になった『ヒチコック』という作品のイメージとはかなり違う。『サイコ』を撮ったあとにティッピ・ヘドレンを追いかけた話しは、あの映画通りなのだろうが」

 文字スペースが足りないので縮めたので意味不明になった、という理屈は成り立たないだろう。なぜならこの文章の後には次の文節との間が1行空いているからだ。しかも小子が上に示したような文章にしたって増えるのはわずか16文字だ。それで意味がスッキリするなら、編集者としてはそうすべきだ。
 そういう作業をしないのは、筆者とのやりとりが面倒だと思った編集者の怠慢以外に考えられない。
 キネマ旬報は旬報と言っても月2回発行の、いわゆる隔週刊雑誌。小子も隔週刊雑誌の編集部にいるのでわかるが、隔週刊雑誌は週刊誌よりも編集部員の人数が少ないから、結局、編集サイクルが週刊誌と同じで非常にタイトな編集作業を強いられているという事情はよくわかる。でも読者が読んで意味不明の文章載せるというのはプロとしてダメですね。土日・休日も潰して文章作りの作業やって下さい。それが普通の編集者の日常ですよ。

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