ダフニスとクロエ/サロメ の感想

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吹奏楽コンクールでの人気曲も含む有名曲が並び、意欲的な選曲と感じる。

ダフニスとクロエ第二組曲
ラヴェルとしては、ややモノトーンな表現、手堅く纏めた印象。

ラ・ヴァルス
個人的に本アルバムの白眉。やややり過ぎな感もあるが、艶やかな木管群の掛け合いが楽しめる。

ドン・ファン
若く快活なイケメン風ではあるが、ロマンチシズム溢れる演奏。もっと艶っぽくても良い気がする。

歌曲集より
リート（歌曲）をウィンドアンサンブルで表現するに当たり、多彩な声楽の表情を
各楽器の色彩により再現していく難しさと巧みさを窺うことができる。
伝統的なドイツロマンより少しフランス寄りかな、という気もするが奏者の気概を感じられる。

サロメの七つのヴェールの踊り
即興的な表現により、幾分若々しいサロメの色気と残酷さが垣間見える演奏。
快演。