被災ママ812人が作った子連れ防災実践ノート の感想

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参照データ

タイトル被災ママ812人が作った子連れ防災実践ノート
発売日販売日未定
製作者ママプラグ
販売元KADOKAWA/メディアファクトリー
JANコード9784840149211
カテゴリアート・建築・デザイン » 建築 » 建設・土木 » 建築・土木工学

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購入者の感想

311後に子どもが産まれ、子連れでの被災に備えるために購入しました。
イラストや自分で書き込むメモ欄が多く、「実践」という名にふさわしいドリルのような形式になっています。
サイズは小さいですが、この1冊を家族で囲んで防災の基礎を固めるという点ではとても良いと思います。

一方で、「子連れ」というわりには一般的な防災知識に終始してしまっている感もあり、
非常食などは「3日分」としか書いてなくて、子ども用に何をそろえたらいいかなどは別に調べる必要があります。
子どもには「好きなおもちゃや、子どもの好きなおやつを用意しておきましょう」とは書いてあるのですが、
そりゃそうだろう…というか…被災したママたちにインタビューをしてくださったのなら、
「意外とこういうものがよかった」「うちの子はこれで喜んだ」等のリアルな言葉を聞きたかったです。
かさばらないけど子どもの喜ぶ率の高いものなど書いてくれたら用意できるのに…と残念です。
子連れに特化するのであれば後編のキャンプやハイキングで避難訓練のコーナーは削除して、
子どもの救命やけがの応急処置などにあててもよかったように思います。
ページが半端なので、キャンプならキャンプ用の本を買って勉強しないとかえって危ないです。

また冒頭にある漫画で「お迎え途中のママが津波に…なども聞いたので…」といって落ち込んでいるママの
シーンのすぐあとで「本当にもう少しで母親のいない子にしてしまうところだったわ」というコマには
愕然としました。その「母親のいない子」が実際にいるんだということを知っていながら、あまりに配慮に欠けた
セリフではないでしょうか。
被災Aさんのほうは子どもと会えたのかを小さくてもいいから描くべきですし、
両方とも「~だから防災は大切なんです!」というオチに無理につなげた感があって、微妙な気持ちになりました。

この前に出ていた被災ママ812人が作った子連れ防災手帖
が本当に良書だったので、迷わず予約購入しました。

子連れ防災実践ノートというだけあって、
書き込み式になっていますが、
読むだけでも本当にためになる読み物的情報も満載でした。

防災って「しなくちゃ」と思って
それなりにグッズを揃えたりはしているものの、
「本当に必要なものを、どうやってチェックして、
どう揃えて、どんな備えや訓練が必要なのか」は、まったくわからず、
定期的なチェックなどは面倒だし、
何度も買いなおしたり、
本格的にキャンプ道具を買ったりするのはもったいないし、
お金や負担がかかり……と、思ううちに、
ついついなおざりになってしまいがち(というかウチがそうだった)。

ですが、このノートには、
自宅の危険度をチェックする方法や、防災マップの作り方、
防災ピクニックを通じて子どもと楽しみながらできる防災、
家族で防災会議を開いて決めておくことなど、
ノートの順番に沿ってすすめていけば、子どもを守る知識と方法がわかります。
少しずつ我が家の防災を見直しつつ、挑戦中。

また、付録で、ミシン目がついていて取り外して使える、
子どもに持たせるためのパーソナルカードや、
我が家を守るリストなどは、早速記入して携帯しています。

編集者自身がママで、
東京で3.11を体験され、被災ママ支援を行う中で、
「楽しみながら、生きる力をつける防災ができないか」
を考えた本、とあとがきにも書いてありましたが、
ママの視点が生きていて、実践しやすい内容だと思います。

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