日本語という外国語 (講談社現代新書) の感想

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参照データ

タイトル日本語という外国語 (講談社現代新書)
発売日販売日未定
製作者荒川 洋平
販売元講談社
JANコード9784062880138
カテゴリ人文・思想 » 言語学 » 日本語・国語学 » 日本語研究

購入者の感想

 私たち日本人にとって外国語と言えば、英語や中国語などが代表的なものでしょうか。しかし、外国人の視点に立ってみると、日本語も立派な外国語なのです。そんな「外国語としての日本語」を話す外国人を見ると、「こんな特殊な言語をよく覚えたなー」という感想を持つ人も多いのではないでしょうか。では、本当に日本語はそこまで特殊な言語なのでしょうか。この本を読むと部分的には(ひらがな、カタカナ、漢字交じり表記など)、特殊だと思うでしょうが、それ以外によっぽど特殊な言語だとは思わなくなるくなるでしょう。そのような日本語ネイティブにはない、新たな視点を与えてくれる本です。
 上記のような内容はタイトルにあるように「日本語という外国語」の紹介と合致しているのですが、後半になると日本語教育の色が強くなってくる印象です。読者層がおそらく日本語教育に携わっている人が多いので、狙ってそうしているのかもしれませんが、後半はタイトルと離れていくなーという印象を持ちました。
 これから日本語教育に携わる人にとって、面白くためになる本だと思います(前述の通り、日本語教育についても色濃く書かれているので)。ただし、文法を教えるための本、という位置付けではないので文法を学びたい人にはオススメしません。

日本語教師になるために言語学、文法を一通り学んだ方なら、総復習に使える
一冊だと思います。
学んでいない方も、養成講座などで言われる「日本語教師の心得」のようなも
のが書いてあるので、講座を受講する前の心構えを意識できるかも。
「は」と「が」の新情報旧情報という考え方は、取っ掛かりとしては分かりや
すいですが、後々のことを考えると安易にこう判断すべきではないのでは、と
感じました。
しかし全体を通し、非常に分かりやすく、講座で専門の研究職の方の難解な説
明に四苦八苦していた私にはありがたい一冊でした。
テンスとアスペクトの、点ス、ア線ペクト、という覚え方も地味に役立ちました 笑

日本語学校の実態(?)を描いたマンガよりよっぽどためになりました

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