ノーブルウィッチーズ　第５０６統合戦闘航空団　飛翔！ (角川スニーカー文庫) の感想

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今までスト魔女の各種アニメのノベライズを担当されていた南房秀久先生により、解放後のガリア防衛を主な任務として設立された第５０６統合戦闘航空団「ノーブルウィッチーズ」を舞台にした、オリジナルの新ラノベシリーズが開始されました。

設立当初から主要国の政治的な思惑により、貴族出身者をメンバーとするＡ部隊とリベリオン出身者をメンバーとすＢ部隊とに分裂して運営されるという、難しい状況下にある５０６ですが、扶桑のお調子者でプチ守銭奴（？！）な黒田那佳とカールスラントでは知らない者がいないお姫様であるハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタインという対照的なウィッチ二人を主人公に、時にはいがみ合ったり、大騒動を巻き起こしたりしながら、共にネウロイと戦うため、絆を深めていく様が描かれていて、とても面白かったです。

さらに、二人以外の個性的な５０６メンバーに加えて、お馴染みの５０１メンバーやハイデマリーなどもゲスト登場しているので、スト魔女ファンは特に楽しめるのではないでしょうか。

ということですが、５０６にはネウロイ以外にも敵対する勢力（！）が存在することが示唆されることで、今回は引きとなっていましたが、「いらん子中隊」「アフ魔女」に続くスト魔女ラノベシリーズということで、今後の展開によって、ますますスト魔女ワールドが広がっていくことを期待したいと思います。