艦隊これくしょん －艦これ－　艦これRPGリプレイ　願いは海を越えて1　【電子特別版】 艦隊これくしょん -艦これ-　艦これRPGリプレイ　願いは海を越えて (富士見ドラゴンブック) の感想

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いままでるるぶ内収録しかなかったリプレイが本格的一冊として登場しました。
サイコロフィクションがドラゴンブックで出るとは久し振り？　ＳＷやアリアンとも造りが違うので。

さて、一部大注目の実質初商業用リプレイを担当するのは明時士栄。河嶋さんではないのか。
参加プレイヤーは艦これ声優から二人。小松真奈さんとブリドカットセーラ恵美さん。
御存じ河嶋陶一郎氏。そして小説家の桜井光氏。

選ばれた艦娘は瑞鳳（小松）熊野（ブリドカット）金剛（桜井）木曽（河嶋）。

妖精さんが提督を務める鄙びた漁師町の鎮守府。提督詐欺によって荒らされた町での活動は大変だった。
それでも艦娘たちは頑張って活動し、深海棲艦の脅威と戦う事になる。

提督（ＧＭ）が最初に振った鈴谷轟沈の話題が事あるごとに拾われ物語に組み込まれていくと言う奇妙な展開。
瑞鳳の胸部装甲についての恐るべき振り合いも見もの。
なかでもリアル運が無いと運用しづらいと評判の戦艦が文章リプレイで登場し活躍する。

どうしても他のリプレイと違い、「主人公はこのキャラで世界の危機に挑んでオーバーロードを倒す」と言うような感じにはならず、艦これ関連書籍の一冊と言うイメージのまま。是か非かは難しいが、次の巻にも期待。