ソード・ワールド2.0グランドキャンペーン ドラゴンレイドビギンズ ‐白き竜の乙女‐ の感想

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参照データ

タイトルソード・ワールド2.0グランドキャンペーン ドラゴンレイドビギンズ ‐白き竜の乙女‐
発売日販売日未定
製作者田中 公侍
販売元KADOKAWA/富士見書房
JANコード9784040704524
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

リプレイがそこそこ面白かったので買ったのですが、この本1冊だけでは、リプレイのように遊べないです。
データが不足していて、既刊の「ドラゴンレイド戦竜伝」もないと運用に苦労するのではないかと思いました。
正直な所、買って損をした気分です。

長所
・ルールブック類を揃えているがゲームマスターは初心者であるならば、活用しやすい体裁のガイド付き、シナリオ。
 文庫版サイズで初期から出ていた二冊のシナリオ集よりも若干使い易いのではないかと思う。多少の工夫も見受けられた。
 ただし、それは構造面だけのことであって、面白さはシナリオ集より劣る。

微妙な点
・盟竜点システムはキャラクター強化の一手段としては使える。
 ただし、ユーリレア博物誌所収の「恩寵」システムほど酷くはないものの、それに近いアンバランスさを許容できるならばとの条件が付く。

 大雑把にいうと盟竜点システムとは名誉点と同様の方法で習得、活用できる、名誉点システムの近縁関係みたいなもの。
 大きく違うのは名誉点を用いるルールブックIII所収の「コネクション」は対象が「個人」だったが、同等以上の効果を持つ「盟竜点」の対象は「竜族全て」であること。
 アイテムなどに活用できる幅は盟竜点の方がずっと大きいことを合わせると、竜族の凋落が著しいと感じられる。
 所収シナリオでも竜族はやられ役みたいなものなので、一つの本の中で一貫しているとは見なせるが…

短所
・絵が質量共に悪い。
質はソード・ワールド2.0大型本の中で一番酷かったユーレリア博物誌より、やや悪いといったところ。量の少なさにおいては2.0の大型本の中ではダントツでトップ。表紙とサンプルキャラクター四人。他はもしかしたら他から流用しているかも知れないイラストが数点。

・シナリオに魅力が無い。
 メリハリに乏しく、魅力的なキャラクターがいない。物語性にも欠けるので褒めどころが初心者ガイドには良い、程度しか無い。
正直なところ、舞台が同じ、2.0ツアー「ルーフェリア」所収のシナリオの方が遥かに出来が良かった。
あちらはワクワク感もあった上に、カナリスの街のガイドとしても良かった。

・ドラゴンレイド導入資料としても使えない。
 「ビギンズ」と名付けてはあるから、ドラゴンレイドを導入するのに役立つかと思いきや、それも難しい。

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