前立腺がん (ベスト×ベストシリーズ) の感想

161 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル前立腺がん (ベスト×ベストシリーズ)
発売日2011-07-24
製作者荒井 陽一
販売元法研
JANコード9784879548177
カテゴリ暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 家庭療法・医学 » ガン

購入者の感想

本書は治療法の詳細は勿論、各治療法毎に手順、方法、表・図解、入院〜退院の流れ、合併症まで、非常にうまく解説しており、優れ本だ。私はPSAがグレーゾーンに入り、PSA値の3カ月検査での経過時、或いは針生検でガン細胞発見時に、多くの前立腺ガン解説書を読み漁った。本書はその中でも最も良く書かれる一つだ。前立腺ガンの治療法は数多い。よって患者となったらその全てを把握して、色々な観点から自分で治療法を選ぶべきだ。しかも治療法で病院が限定されるから、病院も併せ選ばねばならない。(1)手術療法 a.開腹手術、b.腹腔鏡手術、c.ロボット支援手術、(2)放射線の外照射 a.X線外照射、b.重粒子線療法、c.陽子線療法、d.強度変調放射線治療(IMRT)、(3)放射線の組織内照射 a.小線源療法、(4)高密度焦点式超音波療法(HIFU)、(5)薬物療法 a.ホルモン療法、b.化学療法、(6)待機療法(PSA観察と針生検)がある。 私は上記(3)a.を選び、2008年12月に3泊4日の入院治療を受けた。私の体内にはヨウ素125のシード線源(長さ4.5mm、直径0.8mm)が80本、前立腺に綺麗に配置されている。 針生検はそう痛くはないが、かなり出血する場合があり要注意だ。しかしこれ無しにガンの判定は出来ない。 針生検でガンが発見されたら、PSAが10未満か否か、グリーソンスコアが6以下か否か、病期がT1c、T2aまでか否か、を担当医師に確認が重要だ。この3項目を全て満たさないと、上記の治療法の中で出来ないものがある。それを基に本書をじっくり読むのが良い。 手術療法で治療後にはPSAは直ぐ0.1にはなるが、それ以下にならない場合や、或いは下がってから0.1を越え上昇すればPSA再発(生化学的再発)だ。小線源療法では2〜3年かけてゆっくりPSA値が下がっていくが、最低値から2.0逆転上昇するとPSA再発だ。ガン再発とは限らないが可能性は高い。尚、治療成績だが(1)(2)(3)のPSA非再発生存率は差はないと言われる。 前立腺は膀胱や尿道括約筋と繋がり、神経が集中し、切り離し繋げて再建だから手術は難しい。腹腔鏡手術も実績や熟練が必要だ(未熟医師3名の事件があった)。また腹腔鏡手術は、BMI30超の肥満は脂肪が邪魔して難しくなるので要注意だ。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

前立腺がん (ベスト×ベストシリーズ) を買う

アマゾンで購入する
法研から発売された荒井 陽一の前立腺がん (ベスト×ベストシリーズ)(JAN:9784879548177)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.