羽生結弦「覚醒の時」 (通常版) [Blu-ray] の感想

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本編は全５章（約２時間２０分）構成のドキュメンタリー形式になっており、ソチ五輪を「覚醒の時」としてピークに持ってくるシナリオ。
ナレーションは一切入っておらず、キャプションも最小限の状況説明や戦績の記録程度にとどめてあります。
BGMで過剰に盛り上げるような大袈裟な演出もなし。
遡ってノービス時代からの貴重な映像を用いた成長の軌跡が、適温を保ったまま丁寧に綴られていきます。
単純に「十代のアスリートの成長を追うドキュメント」として見るにも、かなり良質の部類に入ります。
「男子フィギュア」という競技や衣装などに抵抗や偏見がなければ、特に羽生選手のファンではない方でも鑑賞できるかと。

羽生くんファンならば絶対におすすめの一枚です。マストバイ。
試合の合間に挟み込まれているオフショットの羽生くんがひたすらキュート！見たことのない蔵出し映像が満載です。
もう「プチトマトを頬張ってほっぺたをぷっくり膨らましている羽生くん」が収録されているだけで、
ライムスター宇多丸さん調に言うなら５億点出していい。５億点出てます。
羽生くんファンでこの収録時間＆高画質＆充実度に文句を言う人がいるとしたら「どんだけワガママなの？」
と真顔で聞きたいくらい密度の濃い１枚になっています。映像特典は３０分。仙台凱旋パレードまで網羅。お腹いっぱいです。

本編とは別に、トラックメニュー選択から演技箇所だけを観ることも可能です。
「同じプログラムはいくつもいらない」と発売前に文句を付けていた人がいましたが
シナリオのあるドキュメンタリーとして、同じプログラムを流すことにちゃんと意味が有る構成になっています。

なおこれから購入を検討される方は、発売前（2014年7月15日以前）に書かれたレビューは参考にしないように。
100%「発売前の個人の憶測と願望」しか書かれておらず、残念ながらレビューとしての役割を全くはたしていません。
買う気もないのに低い★を付けて放置している荒らしも多いので、レビューが投稿された日付は必ず確認してください。

ニースが収録されることになったんですね。良かったです。
欲を言いだせばキリがありませんが、おそらく羽生選手のDVDは
今後も出てくるでしょう。制作者の方は色々なセンスを
それまでに磨いておいてくださいね。「ワールド・フィギュアスケート」や
「Number」の方が写真が洗練されてるし、ストーリーが
よくわかってらっしゃる。どんだけ素人が作ってるのか
今回の件でよくわかりました。
内容を変更してくださってので、評価は☆→１から☆→５に
こちらも変えますが・・・・0