マンガ家が描いた失語症体験記―高次脳機能障害の世界 の感想

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参照データ

タイトルマンガ家が描いた失語症体験記―高次脳機能障害の世界
発売日販売日未定
製作者福元 のぼる
販売元医歯薬出版
JANコード9784263213537
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学

購入者の感想

失語症は、とてもたくさんの人が実はなってるにも関わらず、言葉が障害されるため(話せないだけでなく書くことも困難)、当事者からの発信がなく、また見た目にはわからないため、あまり知られていません。
この本は、たまたま漫画家の方が失語症になったので、絵で想いを表現することができたため可能になった、数少ない失語症当事者からの発信です。
しかも漫画なので、スルスルと読めて、言葉で説明されても理解が難しい不思議な世界が「へえ〜そんななの・・」とスイッと疑似体験できます。
また、下の方に星印でつけられている注が、この本を出すにあたって専門的な知識のある方が協力してつけられた補足知識のようで、失語症について勉強中の者にもとても役立ちます。
なので、親戚や知人に失語症になった人がいる方、医療・福祉関係の方から、興味のある一般の方まで、皆さん、是非読んでみてください。
(ただ、まえがきにも「高次脳機能障害を有する一個人の体験記となっておりますので、すべての失語症者に共通する内容ではありません。」とあるとおり、この方の場合、失語症だけでなくいろいろ他の高次脳機能障害の症状も見られ、失語症の典型例とはイメージが違います。)

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