マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275)) の感想

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タイトルマザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275))
発売日販売日未定
製作者平野 敬一
販売元中央公論新社
JANコード9784121002754
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 外国詩

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購入者の感想

私が初めてマザーグースと出会ったのは、13歳。NHKラジオ講座「基礎英語」の土曜日の放送で、毎回1〜2曲のマザーグースを紹介していたのが出会いです。「ロンドン橋」のように、聞いたことがある曲もあれば「コールの王様」のように、全く初めての曲もありましたが、今まで日本の曲では味わった事のない、不思議な感じがしました。当時の講師は、故・小島義郎先生でしたが、私は当時の土曜のラジオ。マザーグースをテープで全部録音したのを今でも持っています。120分テープで四本になります。これが私の宝物でした。それから、セット・マザーグースのうた(5冊セット)を、何度も立ち読みし(当時一冊800円というのは、中高生にとっては高価な本でした。)やっとクリスマスに両親から買ってもらい、またラジオとは違うマザーグースの、ちょっと恐ろしい世界に踏み入れました。そして大学!やっとこの平野先生のマザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275))にたどり着きました。 「アー、マザーグースってこう言う類の本だったのか?」安いのに判りやすい、そして深い。私の必携書になりました。今でもそれは変わりません。平野先生の本が解説書としては一番適切なのは、今も変わりないと思います。NHKの基礎英語→

数年前に読んだ本なのですが、私に、マザーグースの面白さを教えてくれた一冊です。マザーグースの歴史や唄と意味の紹介、英語文化におけるマザーグースの占める位置などが、読みやすく書かれている、とても良い本です。
また、本書は、日本の英語教育・研究でマザーグースが盲点になっている問題点を指摘しています。英語圏ではマザーグースは深く根付いており、マザーグースが元になっている表現が出てくることはよくあることなので、元になっているマザーグースを知らないようでは、英語理解や英文学鑑賞などで、大きなマイナスとして作用するのではないかと著者の平野氏は危惧しています。
本書が出版されたのは1972年ですから、35年後の現在はこの本に書かれているように、盲点だということはないのかもしれませんが、ただ、ある程度年齢のいった人間が英語を学習するとき、マザーグースが童謡ということで、見過ごされてしまいがちなのは、今もよくあることのような気がします。私自身、数年前まで、完全に見過ごしていたのですが、(とても月並みな表現ですが)この本を読んで目から鱗が落ちました。

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