高次脳機能障害者の世界〜私の思うリハビリや暮らしのこと[改訂第2版] の感想
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参照データ
タイトル | 高次脳機能障害者の世界〜私の思うリハビリや暮らしのこと[改訂第2版] |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山田 規畝子 |
販売元 | 協同医書出版社 |
JANコード | 9784763910707 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » リハビリテーション医学 |
購入者の感想
整形外科医だった著者が2回目の脳卒中を乗り越え、リハビリテーション医を目指し、3回目の脳卒中後には高次脳機能障害を持つことになります。すると今度は、当事者としてどんな気持ちになってリハビリを受け、生活をしているか、医師ならではの冷静で客観的な見方で、かつ熱く温かい気持ちを持って語っています。特に、リハビリテーション関係者には、耳の痛い話も含まれますが、知っておいた方が良い稀有な書です。
例えば、「左側無視の患者に『左側を注意して』と言っても実感が湧かない」、「なかなかリハビリ職員には言えないが、今の自分のキャパを越えるような事があると『面倒くさい』という気持ちにタックルされてしまう」「記憶障害のリハビリをする時、『メモをがんばりましょう』と言うだけでなく、メモをできるテーブル、紙、鉛筆などの環境を実際に整えるところまでしてほしい」など、内容はとても具体的です。
他にも、著者の残された能力「前子ちゃん」を最大限に活用することやピアカウンセリングの大切さも説明されており、読んで損はないと思います。
例えば、「左側無視の患者に『左側を注意して』と言っても実感が湧かない」、「なかなかリハビリ職員には言えないが、今の自分のキャパを越えるような事があると『面倒くさい』という気持ちにタックルされてしまう」「記憶障害のリハビリをする時、『メモをがんばりましょう』と言うだけでなく、メモをできるテーブル、紙、鉛筆などの環境を実際に整えるところまでしてほしい」など、内容はとても具体的です。
他にも、著者の残された能力「前子ちゃん」を最大限に活用することやピアカウンセリングの大切さも説明されており、読んで損はないと思います。