リテールデータ分析入門 の感想

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丁寧に基本的な分析手法を解説した良書。
特にマーケティングやビジネスの視点を強く意識しており、現場での利用も可能である。
内容も基本的な集計からRFM、アソシエーション、ロジットモデルと幅広い。
リテールデータのみならず、多くのトランザクション形式のデータ（Webログ、システムログ、改札データ、銀行明細、クレジットカード明細など）に応用可能である。
第9章の、条件付ロジットモデルと二項ロジスティック回帰の違いの説明は、多くが混同されがちな中、大変平易に解説しており有益である。
理論編の章と実践編の章に分かれていてそれぞれが関連していることになっているが、実際はあまり関連は見られないようだった。とはいえ、理論編だけ読んでもそれ自体で十分面白くためになる内容である。
高度な分析ではなく、すぐ使える実践的な分析を志すマーケッターはぜひ一読をオススメする。