告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども の感想
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参照データ
タイトル | 告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | デイヴィッド・バットストーン |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784022505033 |
カテゴリ | 文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » 英米文学 |
購入者の感想
本書を読むつもりのある方に言っておきます。本書を読み切るには、かなりの覚悟が必要です。不用意に読み始めてしまうと、信じがたい現実に打ちのめされるでしょう。
現代でも世界中の至るところで奴隷売買がされている。
アフリカの話である。
東南アジアの話である。
南米の話である。
ヨーロッパの話でもある。
アメリカの話でもある。
人身売買という言葉に多少なりとも関心のある方は、東南アジアや中南米に住む若い女性を先進諸国や金持ち国の連中が騙して連れてくる話、と思うかも知れないが、本書には、
アメリカに住む白人が、アメリカ国内で奴隷として売買されている例
も載っている。
本書に掲載されている実例は、実に細かなところまで取材されていて、圧倒的な現実感を感じる。
しかし本書は、ただ単に人身売買の事例を挙げているだけではなく、人身売買組織と闘う人たちがどうやって奴隷を救っているのか、を同時に書いている。(人身売買組織と闘っている人たちがいるから、詳細な手口がわかり、本書のようにまとめることが出来る)
そういう意味では、本書は救いのある本であるし、けれども救っても救ってもなくならない人身売買の多さに絶望する本でもある。
(第4章のモルドバの例は、イギリスのドラマ「セックス・トラフィック」の下敷きになった話なのだろうか?ドラマとそっくりな実例だった)
現代でも世界中の至るところで奴隷売買がされている。
アフリカの話である。
東南アジアの話である。
南米の話である。
ヨーロッパの話でもある。
アメリカの話でもある。
人身売買という言葉に多少なりとも関心のある方は、東南アジアや中南米に住む若い女性を先進諸国や金持ち国の連中が騙して連れてくる話、と思うかも知れないが、本書には、
アメリカに住む白人が、アメリカ国内で奴隷として売買されている例
も載っている。
本書に掲載されている実例は、実に細かなところまで取材されていて、圧倒的な現実感を感じる。
しかし本書は、ただ単に人身売買の事例を挙げているだけではなく、人身売買組織と闘う人たちがどうやって奴隷を救っているのか、を同時に書いている。(人身売買組織と闘っている人たちがいるから、詳細な手口がわかり、本書のようにまとめることが出来る)
そういう意味では、本書は救いのある本であるし、けれども救っても救ってもなくならない人身売買の多さに絶望する本でもある。
(第4章のモルドバの例は、イギリスのドラマ「セックス・トラフィック」の下敷きになった話なのだろうか?ドラマとそっくりな実例だった)