京都、おいで。 (SUIKO BOOKS) の感想
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参照データ
タイトル | 京都、おいで。 (SUIKO BOOKS) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小川 康貴 |
販売元 | 光村推古書院 |
JANコード | 9784838199433 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 歴史・地理 |
購入者の感想
京都の街中には小さなお寺も数多く点在しています。拝観できるところも、非公開のところもありますが、本書は京都の知られざる一面をステキな写真とカメラマンである著者の人柄を感じさせるような温かい文章で綴られています。つけられたコメントによって写真の意味合いやイメージがはっきりします。写真集ですが文章も大切な役割を果たしていました。
著者の小川康貴氏は、1975年に京都市中京区で生まれたプロのカメラマンです。写真の上手さは勿論なのですが、題材の選び方、テーマとなる寺院の選定が優れています。流石に中京区で生まれたという経歴の通り、京都をよく知っているからこそ、他のガイドブックや写真集ではあまり取り上げていない寺院を丁寧に写しています。辺鄙な場所にある寺院よりも街中にあるにも関わらず観光寺院でないためにあまり訪れる人がいないという寺院の素晴らしさをしっかりと伝えていると感じました。
春は、龍安寺の石庭と紅枝垂桜、雅な祇園白川、上品蓮台寺、平野神社、哲学の道とステキな桜と出会えます。秋は、嵯峨野の常寂光寺、蹴上の日向大神宮、石川丈山の詩仙堂、そしてあまり知られていない達磨寺こと法輪寺の黄色の紅葉、と美しい紅葉を紹介してありました。また有名な高台寺では、花の季節ではなく雪景色を選ぶなどイメージとは違う季節の写真がとても新鮮でした。
当然のことながら、被写体が一番映えるであろう時期を選んでいますし、アングルも凝っています。最後に写真のデータも掲載してありますし、地図を掲載していますので、ガイドブックの役割も果たしていました。
既存の京都の写真集や取り上げ方に飽き足らない京都通の方にお勧めでしょう。ハンディなサイズですので、京都観光のお供に適しています。
著者の小川康貴氏は、1975年に京都市中京区で生まれたプロのカメラマンです。写真の上手さは勿論なのですが、題材の選び方、テーマとなる寺院の選定が優れています。流石に中京区で生まれたという経歴の通り、京都をよく知っているからこそ、他のガイドブックや写真集ではあまり取り上げていない寺院を丁寧に写しています。辺鄙な場所にある寺院よりも街中にあるにも関わらず観光寺院でないためにあまり訪れる人がいないという寺院の素晴らしさをしっかりと伝えていると感じました。
春は、龍安寺の石庭と紅枝垂桜、雅な祇園白川、上品蓮台寺、平野神社、哲学の道とステキな桜と出会えます。秋は、嵯峨野の常寂光寺、蹴上の日向大神宮、石川丈山の詩仙堂、そしてあまり知られていない達磨寺こと法輪寺の黄色の紅葉、と美しい紅葉を紹介してありました。また有名な高台寺では、花の季節ではなく雪景色を選ぶなどイメージとは違う季節の写真がとても新鮮でした。
当然のことながら、被写体が一番映えるであろう時期を選んでいますし、アングルも凝っています。最後に写真のデータも掲載してありますし、地図を掲載していますので、ガイドブックの役割も果たしていました。
既存の京都の写真集や取り上げ方に飽き足らない京都通の方にお勧めでしょう。ハンディなサイズですので、京都観光のお供に適しています。