Monsters University Junior Novelization (Disney/Pixar Monsters University) の感想

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小学生の頃に"モンスターズ・インク [DVD]"を体験したこども達は、続編制作中のニュースを伝えるとうきうきそわそわで、夏休み初日に早速観に行くことに。日本語吹き替え版しか上映されていなかったためこども達だけで鑑賞することになり、その間ただ待っているのも退屈なので本書を読むことにした。

"The Junior Novelization"ということで難しい単語もなく平易に書かれているのだが、8Pに渡る抜粋シーンのカラーページがあるとはいえ、テキストで説明された個性豊かなモンスター達を脳内で再現することは不可能に近い。その部分での読みにくさは大きな誤算だったが、名前からして移民を連想させるMikeが、致命的ともいえるハンディをものともせずにアメリカン・ドリームを体現する流れは正に王道であり、たいへん楽しめた。

興奮気味のこども達に、簡単に書かれている箇所やイメージしにくかった部分を確認しつつ映画談義ができたことはおもしろい体験だった。彼らはDVDを買う気満々なので、それを観た後に再読するとおもしろさはさらに増すに違いない。その前に、VHSでしか持っていなかった前作をDVDで買い直し、忘れてしまっているシーンを復習しなければ。0