図解「財務3表のつながり」でわかる会計の基本 の感想
189 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | 図解「財務3表のつながり」でわかる会計の基本 |
発売日 | 2014-09-22 |
製作者 | 國貞 克則 |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
世の中のマネージャークラスのビジネスパーソンの中で簿記の基礎から始めて会計3表をきっちり勉強したことがあるというひとは絶対少数派なのではないでしょうか。多くのひとたちが、それなりのポジションについた時に遅ればせながら勉強を始めるものの、はっきりと分かったとはいえないまま何となく眺めているというのが会計3表なのではないかと危惧されます。
本書はそういった多数派のために書かれた本で、“細かな技術的な問題までは知らなくてもよい。しかし最低限ここまでは理解しなさい”という立場から書かれたもので、その説明法も最初から3表を関連づけて理解していこうという著者独特の説明法が用いられています。後半はそれに加えて経営分析の基礎、さらに財務会計と管理会計の関係など、“とにかくこれだけは絶対理解しておきなさい”という路線に徹底して揺らいでいません。
なんでもそうですが、“丁度よい加減”というのが重要なのだと思います。財務アレルギー解消などと称してあまり簡略化された内容では実務では使い物になりませんし、簿記・仕分けの細部にまで踏み込んだ議論では理解する前に多くのひとが投げ出してしまうと思います。“これだけは絶対”が大切なのです。もちろん著者は本書を入門書と位置づけており、これだけで全部OKなどとは言っていません。しかし、まず本書を理解し、応用しようと試みてみることが大変に有効であることは間違いありません。もちろんザッと1回読んだたけではダメで、何度か読み返し、さらに知りたい細目についてはネットや専門書で調べる必要があります。本書はそういった勉強の叩き台になってくれる本です。その性格上誰でもが必要という種類の本ではありませんが、財務の基礎を勉強する必要を感じている方には絶対お勧めの本です。
本書はそういった多数派のために書かれた本で、“細かな技術的な問題までは知らなくてもよい。しかし最低限ここまでは理解しなさい”という立場から書かれたもので、その説明法も最初から3表を関連づけて理解していこうという著者独特の説明法が用いられています。後半はそれに加えて経営分析の基礎、さらに財務会計と管理会計の関係など、“とにかくこれだけは絶対理解しておきなさい”という路線に徹底して揺らいでいません。
なんでもそうですが、“丁度よい加減”というのが重要なのだと思います。財務アレルギー解消などと称してあまり簡略化された内容では実務では使い物になりませんし、簿記・仕分けの細部にまで踏み込んだ議論では理解する前に多くのひとが投げ出してしまうと思います。“これだけは絶対”が大切なのです。もちろん著者は本書を入門書と位置づけており、これだけで全部OKなどとは言っていません。しかし、まず本書を理解し、応用しようと試みてみることが大変に有効であることは間違いありません。もちろんザッと1回読んだたけではダメで、何度か読み返し、さらに知りたい細目についてはネットや専門書で調べる必要があります。本書はそういった勉強の叩き台になってくれる本です。その性格上誰でもが必要という種類の本ではありませんが、財務の基礎を勉強する必要を感じている方には絶対お勧めの本です。