だから職員が辞めていく 施設介護マネジメントの失敗に学ぶ [介護の本シリーズ] の感想
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参照データ
タイトル | だから職員が辞めていく 施設介護マネジメントの失敗に学ぶ [介護の本シリーズ] |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岡田耕一郎 |
販売元 | 環境新聞社 |
JANコード | 9784860181499 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
まさに私が働いている施設(特養)のことを書いてあるかのような図星の内容でした。
介護業界は手探りでより良い方法を模索しているという現状が続いていますが、かつてベストに近い、最良であると思われたユニット型スタイルも、時を経て多くの問題点が露出してきたと言えるでしょう。
一定のADLを保てていない利用者の下では、ユニット型のシステムはすべて介護職者の負担になります。高々と掲げられた理想は職員の負担にしかならず、理想が実現できないと、それを職員のせいにするという施設運営の責任者が多く横行するなか、その負担は燃え尽き症候群や虐待に繋がっていきます。
この本を買われた方は私のような一介の介護職員が多いのでしょうが、表では笑顔で理想を高々と掲げて、裏では老人を汚いと罵るうちの施設長を初めとした、介護の有識者や業界の責任者にも広く読んで頂きたいものです。
施設運営を担う方に無償ででも配布して熟読を義務付けたいほど、赤裸々で図星な内容が書かれています。
2000年代後半の介護業界(特に施設)における現状の大きな問題点が非常に現実的、具体的に指摘されています。この本に挙げられた問題点の解決こそが2010年代の介護業界の新たな方向性となるだろうと思いました。
すでにそうなっている新たな傾向を感じていますが、私もこの本を指針にヒエラルキーの最低部分で舵取りをしたいと思います。
介護業界は手探りでより良い方法を模索しているという現状が続いていますが、かつてベストに近い、最良であると思われたユニット型スタイルも、時を経て多くの問題点が露出してきたと言えるでしょう。
一定のADLを保てていない利用者の下では、ユニット型のシステムはすべて介護職者の負担になります。高々と掲げられた理想は職員の負担にしかならず、理想が実現できないと、それを職員のせいにするという施設運営の責任者が多く横行するなか、その負担は燃え尽き症候群や虐待に繋がっていきます。
この本を買われた方は私のような一介の介護職員が多いのでしょうが、表では笑顔で理想を高々と掲げて、裏では老人を汚いと罵るうちの施設長を初めとした、介護の有識者や業界の責任者にも広く読んで頂きたいものです。
施設運営を担う方に無償ででも配布して熟読を義務付けたいほど、赤裸々で図星な内容が書かれています。
2000年代後半の介護業界(特に施設)における現状の大きな問題点が非常に現実的、具体的に指摘されています。この本に挙げられた問題点の解決こそが2010年代の介護業界の新たな方向性となるだろうと思いました。
すでにそうなっている新たな傾向を感じていますが、私もこの本を指針にヒエラルキーの最低部分で舵取りをしたいと思います。