私はそうは思わない (ちくま文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 私はそうは思わない (ちくま文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐野 洋子 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480031532 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
久しぶりに共鳴できる作品に出会えて嬉しかったです‼️
生きておられたらお会いしてみたい方だと思いました
生きておられたらお会いしてみたい方だと思いました
かみさんの「面白い」につられて読むようになった佐野さんの本だが、不気味に面白い。
女の根源的かつ生理的な胸の中から噴出す思いを、とても上手く言葉に換えて書き記す。
大体、男は建前を重視し、あるべき姿を模索し続ける中で、本音がどこかに消えていく人種
(良いとされる社会規範なるものに身を委ねて、ふわふわと生きるのが多くて)なんだけど、
はっきり言って、とてもこんな佐野本のようなものは書けない。
「男子の本懐」「男の系譜」「志」など(悪い意味で挙げているのではなく)、人間の明日
に向けていかに生きるかと(これはこれで重要なんだけど)、力一杯力んでしまう。
そんなとき「私はそうは思わない。」って、佐野さんに言われるとガクッときて苦笑いせざるを
得ないけど、また同じ道を行っちゃうんだよね男は。
でも、佐野さんの本があることを知ってれば、「同じ道」を、肩の力を抜いて歩けるってことで
それは大切なことだと思う。
掌編のどれを読んでも「佐野さん」で溢れている。
女の根源的かつ生理的な胸の中から噴出す思いを、とても上手く言葉に換えて書き記す。
大体、男は建前を重視し、あるべき姿を模索し続ける中で、本音がどこかに消えていく人種
(良いとされる社会規範なるものに身を委ねて、ふわふわと生きるのが多くて)なんだけど、
はっきり言って、とてもこんな佐野本のようなものは書けない。
「男子の本懐」「男の系譜」「志」など(悪い意味で挙げているのではなく)、人間の明日
に向けていかに生きるかと(これはこれで重要なんだけど)、力一杯力んでしまう。
そんなとき「私はそうは思わない。」って、佐野さんに言われるとガクッときて苦笑いせざるを
得ないけど、また同じ道を行っちゃうんだよね男は。
でも、佐野さんの本があることを知ってれば、「同じ道」を、肩の力を抜いて歩けるってことで
それは大切なことだと思う。
掌編のどれを読んでも「佐野さん」で溢れている。