アメリカ在住の日本人大家さんによる誰も教えてくれなかった海外不動産投資 の感想
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参照データ
タイトル | アメリカ在住の日本人大家さんによる誰も教えてくれなかった海外不動産投資 |
発売日 | 2014-01-08 |
製作者 | 大家 実幸 |
販売元 | WAVE出版 |
JANコード | 9784872905991 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 産業研究 » 不動産 » 不動産投資 |
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購入者の感想
「日本の将来は明るくないので、外国不動産投資をしましょう」という今後ますます注目されていきそうなポジショントークだらけの中、やっと正直にリスクを教えてくれる本に突き当たりました。
米国不動産が右肩上がりなのは分かりますが、例えば2014年のカリフォルニアのように、既に高騰してしまっている中古物件を高額で購入している人もいますが(おそらく土地勘、市場動向を知らない日本在住の日本人だと思います…)、そこからの騰貴はあまり見込めないどころか、アップダウンを繰り返す米国の不動産市場で、マーケット全体が下がってきたら、キャッシュフローどころか毎月多額の持ち出しが生じてしまいます。そして物件価値はどんどん下がっていく…手放さざるを得なくなり、そこへ地元の投資家がささっと奪っていく…というケースも非常に多い筈です。
外国の不動産投資分野で、リスクやマイナス面について、なかなか語られない理由も本著を読んで分かりました。
個人的には米国の不動産投資をやりたくて仕方ない一人でしたが、やる前にこの本を読んで良かった。
著者の言うとおり、不動産投資は不労所得ではない。
完全な不労所得はやはり金貸しです。
外国の不動産を購入するだけなら誰でもできるけど、問題はそこからなんですよね。
特に日本人のように教育程度も高く、マナーが良く、協調性がある(周りの迷惑を考える)人が多い国に住んでいると、外国のテナントがどのようなものか、想像をはるかに超えます。
そして米国不動産は、投資家に有利な法律や制度が多いわけではありますが、それらは頻繁に変更されますし、知らないまま不動産に手を出したらとんでもないことになります。甘いポジショントークにポジティブになるのも悪いことではありませんが、少なくとも現地の法律、不動産制度等々、しっかり把握した上で、どんな悪質テナントやトラブルでも対処できる、という覚悟がなければ、難しいと思います。
当方も米国在住ですが、しばらくは不動産には手を出しません。今のところ、流動性やお手軽さから、株だけにしています。
続編が是非読みたいです。
米国不動産が右肩上がりなのは分かりますが、例えば2014年のカリフォルニアのように、既に高騰してしまっている中古物件を高額で購入している人もいますが(おそらく土地勘、市場動向を知らない日本在住の日本人だと思います…)、そこからの騰貴はあまり見込めないどころか、アップダウンを繰り返す米国の不動産市場で、マーケット全体が下がってきたら、キャッシュフローどころか毎月多額の持ち出しが生じてしまいます。そして物件価値はどんどん下がっていく…手放さざるを得なくなり、そこへ地元の投資家がささっと奪っていく…というケースも非常に多い筈です。
外国の不動産投資分野で、リスクやマイナス面について、なかなか語られない理由も本著を読んで分かりました。
個人的には米国の不動産投資をやりたくて仕方ない一人でしたが、やる前にこの本を読んで良かった。
著者の言うとおり、不動産投資は不労所得ではない。
完全な不労所得はやはり金貸しです。
外国の不動産を購入するだけなら誰でもできるけど、問題はそこからなんですよね。
特に日本人のように教育程度も高く、マナーが良く、協調性がある(周りの迷惑を考える)人が多い国に住んでいると、外国のテナントがどのようなものか、想像をはるかに超えます。
そして米国不動産は、投資家に有利な法律や制度が多いわけではありますが、それらは頻繁に変更されますし、知らないまま不動産に手を出したらとんでもないことになります。甘いポジショントークにポジティブになるのも悪いことではありませんが、少なくとも現地の法律、不動産制度等々、しっかり把握した上で、どんな悪質テナントやトラブルでも対処できる、という覚悟がなければ、難しいと思います。
当方も米国在住ですが、しばらくは不動産には手を出しません。今のところ、流動性やお手軽さから、株だけにしています。
続編が是非読みたいです。
以前から海外不動産投資に興味があり、資金が貯まりしだい物件を買いたいと思っていました。
しかし、この本を読み始めてまもなく、自分は海外不動産投資をすべきではないと気付かされました。
例えば、アメリカ不動産投資だったら「先進国で人口が増加しているのはアメリカだけ」「住宅価格は過去ずっと上昇している」、だから大丈夫ですよ、というような宣伝文句を聞いた人は多いと思いますが、これらについて詳しく検証・解説されています。恥ずかしながら、私はこういった不動産業者の話を鵜呑みにしていたので、自分の甘さを思い知らされました。
第2章は「こんな人は投資すべきではない!」で、自分はバッチリその「投資すべきでない人」に該当していました。正直、ショックでしたが、これが現実なんでしょう。はっきり言ってくれた著者は親切です。
そして、なかなか表に出てこない失敗談、悪徳不動産業者の話が次々と出てきます。悪徳不動産業者の悪評はなぜネット検索しても出てこないのか、その理由についても書かれていて興味深いです。とんでもない「モンスター入居者」のエピソードもたっぷり収められています。
私は半分を読んだ時点で、海外不動産投資をしたいとは思わなくなりましたが、最後に「それでも海外不動産投資をしたいあなたに」という章があります。
これだけは最低限クリアしておくべきというようなことが書かれています。
この本のいいところは、著者が、賃貸経営暦10年で景気のアップダウン(バブルとバブル崩壊)を経験していることです。不動産投資を始めて2,3年程度の人でも、本を出したり雑誌に掲載されていますが、短期的には成功しても5年後10年後どうなっているかは分かりません。
また、不動産業者でもセミナーや教材販売で儲けている人でもありません。
コーチングはしているそうですが、受講するには条件があり、お断りすることもあるとのこと。
海外不動産投資に興味があるという人には、まずはこの本を読まれることをお薦めします。
しかし、この本を読み始めてまもなく、自分は海外不動産投資をすべきではないと気付かされました。
例えば、アメリカ不動産投資だったら「先進国で人口が増加しているのはアメリカだけ」「住宅価格は過去ずっと上昇している」、だから大丈夫ですよ、というような宣伝文句を聞いた人は多いと思いますが、これらについて詳しく検証・解説されています。恥ずかしながら、私はこういった不動産業者の話を鵜呑みにしていたので、自分の甘さを思い知らされました。
第2章は「こんな人は投資すべきではない!」で、自分はバッチリその「投資すべきでない人」に該当していました。正直、ショックでしたが、これが現実なんでしょう。はっきり言ってくれた著者は親切です。
そして、なかなか表に出てこない失敗談、悪徳不動産業者の話が次々と出てきます。悪徳不動産業者の悪評はなぜネット検索しても出てこないのか、その理由についても書かれていて興味深いです。とんでもない「モンスター入居者」のエピソードもたっぷり収められています。
私は半分を読んだ時点で、海外不動産投資をしたいとは思わなくなりましたが、最後に「それでも海外不動産投資をしたいあなたに」という章があります。
これだけは最低限クリアしておくべきというようなことが書かれています。
この本のいいところは、著者が、賃貸経営暦10年で景気のアップダウン(バブルとバブル崩壊)を経験していることです。不動産投資を始めて2,3年程度の人でも、本を出したり雑誌に掲載されていますが、短期的には成功しても5年後10年後どうなっているかは分かりません。
また、不動産業者でもセミナーや教材販売で儲けている人でもありません。
コーチングはしているそうですが、受講するには条件があり、お断りすることもあるとのこと。
海外不動産投資に興味があるという人には、まずはこの本を読まれることをお薦めします。