プログラミング言語 Java 第4版 の感想

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絶版になっていたプログラミング言語 Java 第4版 の再販です。ページ数は同じですが、紙質が変わって厚く重くなったそうです。
Java1.5を対象に書かれており、ラムダ式導入で大きく変化したJava8への対応が待たれるところですが、原書第4版も対応するJava1.5のリリースから1年近く後の出版で、翻訳書(本書)の出版はさらにその1年後だったことを考えると大分先になりそうです。

[内容について]
過去のレビューでは翻訳が分かりにくいという指摘が多いようですが、説明しようとする内容が難しいことも一因かと思います。
この本でJavaの学習をはじめるのは無謀だと思いますが、わかっている人が細かい点を確認するために読むぶんには、何を確認したいかを念頭において読むので理解できないというほどではないと思います。
もっとわかりやすい本もあるとは思いますが、言語設計者の考えに直接触れられるというのは他の書籍にはないメリットともいえます。

しかしながら、並行処理とGUI(Java7ではSwingからJavaFX2になりました)に関しては、別に書籍を用意する必要があると思いました。