ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) の感想

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タイトルビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
発売日2014-12-25
製作者三上 延
販売元KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
JANコード9784048691895
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

友達の紹介で購入しました。このシリーズを揃えたくて購入しました。ほのぼのとした良い作品だと思います。

古書の繋ぐ人の縁。

ようやくお付き合いを始めた大輔君と栞子さんがキャッキャうふふするかと思いきやそんなことは全くなかったぜ。

今巻は一巻丸々太宰治で、太宰が好きな人にはたまらない一冊になっているようです。いや、私は違いますけど。

一巻のストーリーを引き継いで、更に数冊の本と数十年前の事件、登場人物の複雑な血縁と、幾つかの事件が絡み合って重層的な見事なストーリーになっています。誰もかれもが隠し事をして、嘘をついて、その中のいくつかは解き明かされて和解と解放を生むのですが、逆に断絶と苦しみも生みます。

人生とは。人間関係とは。いや、人間とは。そんな事を太宰の作品のいくつかのフレーズとともに強烈に想わせる。そんな作品です。

相変わらず栞子さんは可愛いし、大輔君は意外と鋭いし、智恵子さんはやばいです。文香さんはちょっと空気を読みなさい。

一つ、盗聴器の下りは唐突だったかな。前後の脈絡が合わないところがありましたね。そこだけが惜しかった。

続きが気になるなぁ。

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