完全教祖マニュアル (ちくま新書) の感想
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参照データ
タイトル | 完全教祖マニュアル (ちくま新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 架神 恭介 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480065131 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 宗教 » 宗教入門 |
購入者の感想
「むゥ〜〜〜〜〜!」
「声が小さぁい!!」 ビシッ バシッ
「むぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!☆」
「叫びながら気持ちよくなるんじゃあないッ」 ビシッ バシッ
「むぅわぁぁぁぁああああああ!!!!」
↑某禅道場での私の経験です。
キワモノっぽいタイトルと語り口ですが、宗教が人を惹き付けるシステムを的確に分析した本であり、
かなり良質な「宗教入門書」と言っても良いかもしれません。
「ちょっと健康の為にヨガ教室に行こう」とか「精神鍛錬の為に坐禅を」とか「グーグル社でも取り入れているというマインドフル瞑想とかをやってみようかな」とか思っている人も、事前にこの本を読んでそれらが人々を惹き付けてきたメカニズムをあらかじめ知っておくことで、気が付かない内にドップリと染まって普通の社会生活が送りづらくなっていた、
といった事態を避けられるようになるでしょう。
既に特定に宗教にドップリとコミットしている人もそのメカニズムを知り、自分もその働きにしっかりと影響されている
事を認識した上でなおその宗教にコミットしたいと感じられるなら、迷わずその道に進めば良いと思います。
ある宗教に興味を持ったとして、その宗教に関わる人の著作などを読んでも十中八九はその宗教の良い点や、
その人にとってのみ重要なこだわり(大体一般人にとっては死ぬほどどうでもいい内容)のことしか書いていないので、
こうした客観的な視点からの分析を扱う書籍は非常に貴重かと思います。
「声が小さぁい!!」 ビシッ バシッ
「むぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!☆」
「叫びながら気持ちよくなるんじゃあないッ」 ビシッ バシッ
「むぅわぁぁぁぁああああああ!!!!」
↑某禅道場での私の経験です。
キワモノっぽいタイトルと語り口ですが、宗教が人を惹き付けるシステムを的確に分析した本であり、
かなり良質な「宗教入門書」と言っても良いかもしれません。
「ちょっと健康の為にヨガ教室に行こう」とか「精神鍛錬の為に坐禅を」とか「グーグル社でも取り入れているというマインドフル瞑想とかをやってみようかな」とか思っている人も、事前にこの本を読んでそれらが人々を惹き付けてきたメカニズムをあらかじめ知っておくことで、気が付かない内にドップリと染まって普通の社会生活が送りづらくなっていた、
といった事態を避けられるようになるでしょう。
既に特定に宗教にドップリとコミットしている人もそのメカニズムを知り、自分もその働きにしっかりと影響されている
事を認識した上でなおその宗教にコミットしたいと感じられるなら、迷わずその道に進めば良いと思います。
ある宗教に興味を持ったとして、その宗教に関わる人の著作などを読んでも十中八九はその宗教の良い点や、
その人にとってのみ重要なこだわり(大体一般人にとっては死ぬほどどうでもいい内容)のことしか書いていないので、
こうした客観的な視点からの分析を扱う書籍は非常に貴重かと思います。
主に仏教、キリスト教、イスラム教をベースに、その他伝統宗教も織り交ぜて、宗教の成立から拡大までを上手にまとめ上げています。書名の印象とは異なり、しっかりした宗教解説書です。
内容は真っ当な反面、体裁は「あなたも明日から教祖になれる!」という軽薄ビジネス書になっていて、その落差に何度も大笑いさせられました。著者のセンスが抜群です。私は、濃い内容を洒落で流すこの手の本が大好きなのです。
この本をどれ程おもしろがれるかは、仏教、キリスト教、イスラム教の知識をどれ位持っているかに掛かってます。各宗教を浅く知っている程度でも十分に楽しめるでしょう。
本書は宗教そのものを冷めた目で分解し、かなり洒落の効いた表現で解説している本です。本書に取り上げられている宗教を固い意志で信仰している方にとっては辛い本と思われますから、その様な方はお読みにならない方が良いでしょう。
また、文体も好みが分かれるかも知れません。「今どきの若者」を演出する言葉がちりばめられていますから、「マジヤバイ」の一言を嫌悪する方へ本書はお薦めできません。
自身の信仰とは別に、宗教という人の営みに客観的な関心と遊び心をお持ちの方なら、きっと楽しめる本だと思います。
内容は真っ当な反面、体裁は「あなたも明日から教祖になれる!」という軽薄ビジネス書になっていて、その落差に何度も大笑いさせられました。著者のセンスが抜群です。私は、濃い内容を洒落で流すこの手の本が大好きなのです。
この本をどれ程おもしろがれるかは、仏教、キリスト教、イスラム教の知識をどれ位持っているかに掛かってます。各宗教を浅く知っている程度でも十分に楽しめるでしょう。
本書は宗教そのものを冷めた目で分解し、かなり洒落の効いた表現で解説している本です。本書に取り上げられている宗教を固い意志で信仰している方にとっては辛い本と思われますから、その様な方はお読みにならない方が良いでしょう。
また、文体も好みが分かれるかも知れません。「今どきの若者」を演出する言葉がちりばめられていますから、「マジヤバイ」の一言を嫌悪する方へ本書はお薦めできません。
自身の信仰とは別に、宗教という人の営みに客観的な関心と遊び心をお持ちの方なら、きっと楽しめる本だと思います。