オチビサン 3巻 の感想

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参照データ

タイトルオチビサン 3巻
発売日2013-08-12
製作者安野モヨコ
販売元コルク
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

 新聞の日曜版で連載している作品をまとめた、年に一冊の『オチビサン』3巻です。
紅白ボーダーのオチビサン、知りたがりの黒犬ナゼニ、食いしん坊の茶犬パンくい、
いたずら猫のジャックに和服が素敵なじいさまのおじい。彼らが暮らす豆粒町に
また一年が来て過ぎ去っていきます。
 今巻も、お話の中心として、あるいは漫画の背景として、日本の四季と風景が
色濃く薫ってくる素敵な本になっています。個人的には、宵闇の夏祭り、
曇天の下の海、枯れた味わいの冬の池、そして最後の妖艶な夜桜の光景に
やられました。どこかで見かけて、肌で感じたいつかの思い出が、ページを繰るたびに
蘇ってくる気分でした。

 扱う題材に合わせて色彩の使い方やタッチが、ちゃんと少しずつ変えられて
いるように感じました。一つのスタイルに頼らずこだわらない描き手の技術に、
風景と世界もさまざまな表情を見せることでこたえています。安野さんという
漫画家さんと日本の光景という題材は、実に幸せな出会いと言うべきでしょう。
読み終わったら今度は自分が外に出かけて、自分の目で「日本」を味わいたくなる、
そんな漫画です。

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