銀魂アンソロジー総天然色図鑑外伝 ギンタマ+カレシ ((POE BACKS)) の感想

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表紙の選択肢が「恋人 誰にする？ →ピン子 ピン子 えなり」とある時点で察せる通り、
銀魂のギャグ好き、キャラ好きの方が存分に楽しめる内容となっています。
逆に言うと、銀魂男性の恋愛だけ好き、乙女ゲーが好き、という方には「ギントキ＋カレシ」の方がオススメかもしれません。あちらにも他の男性キャラ出てきます。

しかし、人数バリエーションの多さは銀魂という作品全体が好きな方であれば十分楽しめるかと思います。
「日常編」「学園編」「過去編」とあって、通常に足して3Zや攘夷バラガキが楽しめます。
相手が男性のキャラであれば糖度高く、女性キャラであれば気の置けない友人のような立ち位置でそれぞれの照れ顏が拝めるという、完全役得仕様本です。

以下特に私見感想ですが、表紙の銀魂感あふれた可愛さにつられて購入しました。
普通に銀時土方あたりを楽しみにしていたにもかかわらず、
さっちゃん九ちゃんそよ姫といった女性陣の可愛さに悶え、
明らかに「乙女ゲー好き」といったユーザ層を外している筈の松平のとっつぁんや、マイペースな桂に笑わせてもらいました。
また恋愛的な話では、全蔵や伊東や万斉といった意外なキャラまで非常に萌える作りで、全編通して楽しみました。
さらには、はさみ込まれた「果たし状」、カバー裏の抱き枕仕様男性キャラのフルカラーイラストまで、とても豪華な内容となっています。
…本当カバー裏のイラスト素晴らしくて、色気全開の高杉のとなりに近藤さんが、そしてさらに悩ましげな新八が来た時点でもう、腹筋がキュンキュンきました…オススメです。

むしろ乙女ゲーの女友情エンド・百合ルートなど大好きなタイプなのですが、正直に言うと女性陣要りませんでした。決して見せられて不快とかじゃないです。ただどうしてもページが限られているので、やはり目当ての男性キャラをもっと深く魅力的に見せて頂きたかった。個人的に興味のないややマニアックなキャラもちらほらと。決して嫌ではないのですが…。
同人分野なのでキャラの描き方はともかく、「万事屋＆真撰組」「攘夷・鬼兵隊」「パロ系(3Z・2年後など？)」といった風に、ジャンル別にキャラを絞って欲しかったです。