松岡國男妖怪退治 (3) 黒鷺死体宅配便スピンオフ (カドカワコミックス・エース) の感想
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参照データ
タイトル | 松岡國男妖怪退治 (3) 黒鷺死体宅配便スピンオフ (カドカワコミックス・エース) |
発売日 | 2013-08-22 |
製作者 | 山崎 峰水 |
販売元 | 角川書店 |
JANコード | 9784041208380 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
民俗学と文学と翻訳文学と和歌。
森鴎外も出てきます。事件解決の依頼者として冷たい視線の持ち主としてです。
明治以降の文人は、文筆のみで生計をたてられる者はまだ少なく、会に所属し、出版界のギルドに所属し、複数の立場を持つことによってかろうじて世を渡る者が多かったのです。
また、本巻に登場する遠野物語の語り部佐々木喜善はその個性的な逸話が多く伝えられている人物ですけれども、実に面白いキャラクター設定となっています。
第十話「妹の力」はルイス・キャロルのアリス譚を用いています。翻訳を通して確かに日本に英国の先端の特殊な文学作品が移入されていたわけで、的確なマンガ化の結果、変わった味わいの一篇となっています。
ますます面白くなってきました。
森鴎外も出てきます。事件解決の依頼者として冷たい視線の持ち主としてです。
明治以降の文人は、文筆のみで生計をたてられる者はまだ少なく、会に所属し、出版界のギルドに所属し、複数の立場を持つことによってかろうじて世を渡る者が多かったのです。
また、本巻に登場する遠野物語の語り部佐々木喜善はその個性的な逸話が多く伝えられている人物ですけれども、実に面白いキャラクター設定となっています。
第十話「妹の力」はルイス・キャロルのアリス譚を用いています。翻訳を通して確かに日本に英国の先端の特殊な文学作品が移入されていたわけで、的確なマンガ化の結果、変わった味わいの一篇となっています。
ますます面白くなってきました。