ウェアラブルは何を変えるのか? の感想
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参照データ
タイトル | ウェアラブルは何を変えるのか? |
発売日 | 2013-12-24 |
製作者 | 佐々木俊尚 |
販売元 | 佐々木俊尚 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 文化人類学一般 |
購入者の感想
野崎まど「know」のレビュー欄に本書の紹介を経て読んだ方が幾人もおられたので本書を読んでみました(なお「know」はライトノベルではなく一般向けSFレーベルの本格SFです)。
本書ではウェアラブルを実現する円環はセンサー・UX・そしてコンテキストとされています。なるほど本書は一つの結論に導かれる構成になっておらずそれらの個別の解説で終わるので、あるいは本書を先に読んでいたら門外漢の私などは「結局何を言いたいのだ」と思っていたかもしれませんが、「know」でまさにウェアラブルの一つの究極系を形にした物語を読んだところだったため、著者の考えるところやその先に行き着く先が素直にイメージできました。すなわち至る所「センサー」に覆われた世界、「コンテキスト」を汲み取ってくれるデバイス、UIが身体的感覚と一体化していくことにより得られる「UX」。私が生きているうちにどこまで進歩できるか分かりませんが、本書は近未来を夢想する一助となってくれました。
惜しむらくはボリューム不足でしょうか。Kindleストアでは紙の本の長さにして推定77ページと書かれています。しかし本書は今後刊行予定の「2020年のIT(仮題)」の前半にあたるものだということですので、そちらを座して待ちたいと思います。
本書ではウェアラブルを実現する円環はセンサー・UX・そしてコンテキストとされています。なるほど本書は一つの結論に導かれる構成になっておらずそれらの個別の解説で終わるので、あるいは本書を先に読んでいたら門外漢の私などは「結局何を言いたいのだ」と思っていたかもしれませんが、「know」でまさにウェアラブルの一つの究極系を形にした物語を読んだところだったため、著者の考えるところやその先に行き着く先が素直にイメージできました。すなわち至る所「センサー」に覆われた世界、「コンテキスト」を汲み取ってくれるデバイス、UIが身体的感覚と一体化していくことにより得られる「UX」。私が生きているうちにどこまで進歩できるか分かりませんが、本書は近未来を夢想する一助となってくれました。
惜しむらくはボリューム不足でしょうか。Kindleストアでは紙の本の長さにして推定77ページと書かれています。しかし本書は今後刊行予定の「2020年のIT(仮題)」の前半にあたるものだということですので、そちらを座して待ちたいと思います。