進撃の巨人(13) (講談社コミックス) の感想

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参照データ

タイトル進撃の巨人(13) (講談社コミックス)
発売日2014-04-09
製作者諫山 創
販売元講談社
JANコード9784063950441
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

王政の話が突然出てきた。いよいよ謎の本丸にちかづいて来たのか?

4巻ごとに大まかな起承転結が行われるこの漫画の「起」にあたる巻ということで、
同じく「起」の5巻と似て、状況の整理→謎の提示と解決→そして今後お話が進む方向性の提示と、これからのための助走の巻という印象ですね。
5巻と異なるのは情報量の多さ。単行本2〜3巻分に渡る情報を1巻の内に(多少無理矢理気味に)押し込んだような、大量の台詞とモノローグで構成されています。
そのせいか8巻にあったような間の妙は鳴りを潜めていて、読んでいて疲れてきますね。

この巻で秀逸だと思ったことの一つが、今巻表紙の中心に据えられているクリスタというキャラの内面の描写です。
優等生然としているけれど実は腹に一物抱えているキャラ、というのは古今東西様々な作品で見るキャラクターですが、
そこにアイデンティティの獲得、喪失といった過程を盛り込むことで、あまり見ることのない、かつ読者に近いキャラクターになっているのではないでしょうか。

世界観先行で語られることの多い作品ですが、こういった画風からは想像もつかない繊細な内面描写も、この作品の大きな魅力になっていることが分かる1巻でした。
あと今巻では12巻になかった嘘予告が復活。内容は…0

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