無人島に生きる十六人 (新潮文庫) の感想

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タイトル無人島に生きる十六人 (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者須川 邦彦
販売元新潮社
JANコード9784101103211
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

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購入者の感想

この本のどこがいいかって、まず、根性の曲がった野郎が出てこないところ。

16人の海の男たちが、それぞれ自分の持てる力を出し合って、協力し合って、

助けが来るまでの日々(といっても、確実に助けが来るという保証はない!)を、

あくまでも前向きに生き抜いていく姿は、非常に気持ちのいいものがあります。

無人島で孤立無援の状態でありながら、

日本男児として恥ずかしくないように、規律を守り、お互いを尊重し合って生きる姿。

悲観的になったり自暴自棄になったりしかねない状況の中で、

陰謀も策略も、騙し合いも出し抜き合いもなく、

みんな仲良く、明るく困難に立ち向かう姿。

元気のない人がいたら、さりげなく励ましたり、

あるいは、新しい仕事を与えて、やる気を出させたり。

また、日々、感謝を忘れず、

日本列島のあるほうに向かって、日本の神々に対して手を合わせたり。

文章もとても読みやすくて、たぶん子供でも読めるのではないでしょうか。

ひらがなも多いし。

文体自体が、明るくユーモラスなので、

多少悲惨な状況でも、暗くなく、楽しく読めます。

本当に、子供の頃に冒険小説を読んでワクワクしていた時の感じ。

心あたたまる、かつ、スカッとさわやかな一冊です。

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