GISと地理空間情報―ArcGIS 10.2とダウンロードデータの活用 の感想

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タイトルGISと地理空間情報―ArcGIS 10.2とダウンロードデータの活用
発売日販売日未定
販売元古今書院
JANコード9784772241670
カテゴリジャンル別 » 歴史・地理 » 地図 » その他

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 1995年の阪神淡路大震災を機に国内では地理空間情報の整備が開始され、2007年の地理空間情報活用推進基本法によりそれがさらに高度化されつつあります。
 GISを援用した地域分析には理想的な環境が整いつつある現状からも、あまたあるGISソフトそれぞれに対応したマニュアルは高度な地域分析に不可欠なものです。

 本書はその中でも世界で最も多く用いられているソフトのひとつ・ArcGIS10シリーズに焦点を当て、2011年の初版発行以来、順調に版を重ねてきました。
 今回の改定では最新のバージョン10.2に対応しており、それ以前のバージョンを基にした他のマニュアル本に対しアドバンテージを持っているといえます。

 「コンピュータ上でマッピングを行い、地域分析をする」というGISの機能自体は、GoogleEarth、MANDARAやSupermapViewer等のフリーソフトでもある程度は満たしています。
 ですが、学術論文に用いられるレベルの作図機能、高度な分析機能を備えたGISを選ぶとなると、やはりArcGIS等の有償ソフトに一日の長があります。
 操作は若干難しいですが、扱えるデータ量や、分析機能・アウトプット機能等の充実度は、フリーソフトにはマネのできないレベルです。
 もちろんフリーソフトにもそれなりの利点はあって、航空写真や等高図と合成した立体表示が可能であるとか(GoogleEarth、カシミール3D等)、機能がシンプルなので利用しやすい(MANDARA等)、変換ソフトを噛まさなくても様々なデータ形式を読み込める(SupermapViewer等)、といったメリットがあるソフトもあります。
 こうした各フリーソフトのメリットを生かすために有償ソフトとフリーソフトを併用する、ということも学術関係者にはよく行われており、実際、本書でもArcGISとGoogleEarthを併用して書かれている部分もあります。
 (参考までに、私もArcGISとMANDARAを併用しています。)

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