外資系とMBAに学んだ「先を読む」会話術 PHPビジネス新書 の感想

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仕事の本です。
仕事における会話にフォーカスした本です。

かなり泥臭い内容は、仕事において最も重要なことを「結果を出すこと」と答えている著者ならではの思いが感じられます。
帯には敢えて「ハラグロ（腹黒）」とありますが、誠実な思いを伝えたいが故の言葉だと思います。

清らかで、きれいな部分だけ扱うことも可能かも知れませんが、現実は、かなりやっかいです。
読むと、かなり面倒な体験や失敗もされているようです。
でも、そうした経験を積み重ね、乗り越えてきたからこそ、こうして伝えることができるのだと思います。

事例は盛りだくさん。よかったこと、悪かったことが、これでもかと登場します。
ですから、それにつなげる自分自身の参考体験が少ないと、理解が難しいかも知れません。
それでも、経験がある程度ある方には、自分の行動を振り返るきっかけになりますし、経験が少ない方にとってはこれから起きることに対して事前に仮想体験ができることで、リアルな世界での振る舞いに良い結果をもたらすことになるでしょう。

豊富な体験談と、どうすればよいか／良かったか？の大事典。
この中の一つでいいから実践することで、仕事上のコミュニケーションが良いものに変わっていくことが期待できます。