街場の現代思想 (文春文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 街場の現代思想 (文春文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 内田 樹 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167717735 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
世の中には、何となくおかしいと思うが、筋道を立てて
反論しにくい、というたぐいの正論がある。
例えば「人事評価制度を公明正大にせよ」とか
「がんばって教養を身につけるべき」とか。
まあ、反論出来ないのは自分の論理力の問題なのだが・・
内田樹はそういうこと(対象領域は何でも)に対して、
少し次元を変えた論を起こし、一般的でない結論を提示
しようとする。
その中のいくつかは、「何となく思っていたけれども、自分では
うまく言語化出来なかったこと」という読者のモヤモヤとシンクロする。
そのスッキリ感が、内田樹の本(またはブログ。どちらでも同じだが)
をむさぼり読んでしまう理由だと思われる。
読後は「俺は元々そう思っていたんだよ。内田樹もたまたま同じ
ことを言っているように」と勘違いが残る。
愉悦である。
反論しにくい、というたぐいの正論がある。
例えば「人事評価制度を公明正大にせよ」とか
「がんばって教養を身につけるべき」とか。
まあ、反論出来ないのは自分の論理力の問題なのだが・・
内田樹はそういうこと(対象領域は何でも)に対して、
少し次元を変えた論を起こし、一般的でない結論を提示
しようとする。
その中のいくつかは、「何となく思っていたけれども、自分では
うまく言語化出来なかったこと」という読者のモヤモヤとシンクロする。
そのスッキリ感が、内田樹の本(またはブログ。どちらでも同じだが)
をむさぼり読んでしまう理由だと思われる。
読後は「俺は元々そう思っていたんだよ。内田樹もたまたま同じ
ことを言っているように」と勘違いが残る。
愉悦である。