人間と動物の病気を一緒にみる : 医療を変える汎動物学の発想 の感想
255 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | 人間と動物の病気を一緒にみる : 医療を変える汎動物学の発想 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | バーバラ・N・ホロウィッツ |
販売元 | インターシフト |
JANコード | 9784772695381 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 科学読み物 |
※サンプル画像
購入者の感想
動物も、人間と同じように、がんや肥満、心臓病などにかかるだけではなく、
うつ、自傷、中毒、依存症などなど、心の病にも陥るという。
本書は、動物と人間を分ける医学の境界を取り払えば、有効な治療法を見つけられるとともに、
健康に対する私たちの考えまで大きく変わってしまうことを教えてくれる。
たとえば、肥満については、動物の研究により、明暗のサイクルや、
腸内細菌が体重や各種の代謝機能にかかわっていることが明かされ、
なんとも驚きのダイエット法まで示唆される。
心の面でも、「自傷行為はグルーミングの一種だ」など、興味深い知見が次々紹介される。
動物の進化のなかで心の問題を捉えるアプローチは、意外と有効かもしれないと感じた。
面白いトリビアもたくさんある。肥満をうつす寄生虫、性病にかかるとよりセクシーになる動植物、
自分を傷つける猫や鳥たち、どか食いするアシカ、オペラ歌手の朗々たる歌声で死んでしまうオカピ・・・
(そして、あなたのかわいいペットをじっと見つめてはいけない!)。
本書は、「野生を取り戻す食スタイル」で説かれるように、
私たち現代人に、「動物としての人間」への目覚めを促す一冊でもある。
うつ、自傷、中毒、依存症などなど、心の病にも陥るという。
本書は、動物と人間を分ける医学の境界を取り払えば、有効な治療法を見つけられるとともに、
健康に対する私たちの考えまで大きく変わってしまうことを教えてくれる。
たとえば、肥満については、動物の研究により、明暗のサイクルや、
腸内細菌が体重や各種の代謝機能にかかわっていることが明かされ、
なんとも驚きのダイエット法まで示唆される。
心の面でも、「自傷行為はグルーミングの一種だ」など、興味深い知見が次々紹介される。
動物の進化のなかで心の問題を捉えるアプローチは、意外と有効かもしれないと感じた。
面白いトリビアもたくさんある。肥満をうつす寄生虫、性病にかかるとよりセクシーになる動植物、
自分を傷つける猫や鳥たち、どか食いするアシカ、オペラ歌手の朗々たる歌声で死んでしまうオカピ・・・
(そして、あなたのかわいいペットをじっと見つめてはいけない!)。
本書は、「野生を取り戻す食スタイル」で説かれるように、
私たち現代人に、「動物としての人間」への目覚めを促す一冊でもある。